わらじ荘、誰かコロナになったら全員濃厚接触者(⁉︎)問題について

こんにちは。わらじ荘の下沢杏奈です。みなさん、この世界のコロナ問題はとてつもなく大変な状況ですね。私たちが教科書で聞いたリーマンショックとかバブル崩壊とかの状況のように世界が大変なことになっている真っ只中にいることはわかるのです。もちろん命の危機があるというのが少し違うけれど。

私たちがここにすみ始めたのは2019年の10月です。そのころはコロナのコの字の一つもなくて。当時のバイト先のパートの方に「ねえ。コロナって知ってる?」って言われて、「そんなのあるんだーたいへーーん」とか言ってたんです。だんだんマスクをしていないことに対して白い目を向けられ、初対面の人と話すときはマスクのしたの表情を想像する毎日です。

さて、ここで問題です。
私たちはこのタイミングでシェアハウスという一番濃厚に密になる生き方を選択しました。

なぜか、答えは一つ。
人の温もりを感じたいからです。

大学生は今何してると思いますか?親元を離れてオンラインで授業を受けて、サークル活動も何もなくて、地域の活動も閉ざされて。ホンっっっっとに苦しい毎日ですよ。活動がないって、出会いの場がないってことです。心を動かすタイミングがないってことです。1人でどんどん迷宮入りしてるんです。ただでさえ、人との温もりが少なくなっている世の中で、さらに誰とも会えない。なんとなくな出会い方ができないんです。家族が近くにいなければ、誰とも会わない1日なんてたくさんあるでしょう。

もちろんオンラインで視野は広まるし、人脈も広がるけど、それって温もりに繋がりますか?人とのオンラインの話は頭を満たすけど、心は満たしきれないですよね?

それを「コロナだから当たり前だ」と言ってしまえば、なんの問題も無い訳です。でも、でも長い目で考えて欲しい訳です。本当にそうですか??自分たちが生きる人生で、親元から離れ、大学に行った末に、オンラインって!考え、想像してみて欲しいです。じゃあ、浪人した方がよかったとか、大学の学費の意味がわからないっていう人も出るのは当たり前だと思います。

だから。私はこの荘に帰ったら誰かがいるという日々の安心スポットになったらいいなと思って、絶対にやめません。そして、学校の対面授業がなくても、いろんな情報をもらえる場所、今回のようにバイトがなくなっても自分で歩いていくスキルや、仕事のもらい方までこんな時代にも、社会のコロナコロナの情報に否応なしに左右されない知見を持つ人が増えればと思っています。

この荘というネットワークは一種の福祉要素であり、この時代にマッチしたものであると自負します。

私たちはもちのろんで、外出時はマスク、手洗い、消毒をしていますし、地域にこの場を開くという際には厳重に注意しています。要は、コロナ!大変!マスクマスク!!みたいな変な怖がり方はしないようにしています。だってそうなると、「今」という大切な時間が楽しみきれないし、「今」という時間にしか響かない声や響かない人がいるはずです。それをコロナという理由で全部諦めなきゃいけないだなんて、もったい無い。

もし誰かがコロナにかかったら、もちろん公表しようと思っていますし、一つの部屋で隔離するつもりです。行きたい対面の講演会や会いたい人には積極的に会った方がいいと思います。

この時代だからこそ、情報というものをしっかり判断し、「今」にとって何が大切か自分で選べるような人になって欲しいし、迷ったらいつでも誰かにきける、相談できる、帰ってこれる暖かい家になるといいなと願っています。

そんなこんなでこの荘は、この時代に本当にあっていると思うので、これからも応援してくださると嬉しいです。よろしくお願いします。




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