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読書日記『カラマーゾフの兄弟』

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カラマーゾフの兄弟を読むにあたってのメモ
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2020年6月の記事一覧

読書日記_4『カラマーゾフの兄弟』

ストーリーとしては、カラマーゾフ家のごたごた(主に財産の分配や女性関係のもつれ。特に、父フョードルと長男ミーチャが両方ともグルーシェニカという女に惚れて取り合っているが、ミーチャには本来カテリーナという婚約者がいる)を解決すべく修道院で話し合いがもたれたのだが、遅刻した長男ミーチャが登場した途端あっという間に話がこじれて何もかもめちゃくちゃになって散会したところである。この小説のすごいところは、な

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読書日記_3 『カラマーゾフの兄弟』

いま、修道院にてゾシマ長老同席のもとカラマーゾフファミリーの会合が行われていて、やっと長兄ドミートリーが遅刻して現れたところである。読み進めたのは124ページ。この辺りで、次男イワンと修道院の面々とミウーソフが神学的な議論(教会の在り方とか、罪の赦しについてとか)を始めるのだが、そこが少し分かりづらくて時間がかかっている。こういう小難しい議論の箇所を読み飛ばして父殺しのドラマ・パートだけを追う読み

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読書日記_2 『カラマーゾフの兄弟』

毎晩少しずつ読み進めるのを生活の支えにしているが、週末キャンプに行くことになった。知っているかもしれないが、夜の帳がおりたキャンプ場というのはかなり暗くて紙の本が読みづらい。こういう時にKindle端末は重宝する。ちなみに私はKindle Paper Whiteという端末を使っている。むかしiPadかKindle Paper Whiteかで迷った時、後者の方が容量が大きくてシリーズ物の漫画とか読む

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