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与太話

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他愛もない話
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2020年6月の記事一覧

食べ物に喩えよう

夫に向かって「私はアクがなくて、大衆に紛れる感じの人を目指している」と言ったところ、夫は数秒黙ったあと「言っておくが、君は食べ物でいうとくさやとか海鼠腸とか酒盗だ。今までカレーライスやハンバーグやショートケーキであったことは一度たりとも無い。覚えておくんだな」と言った。ちょっとひどいんじゃないだろうか。

終わり

自己を肯定したいね。ア、ヨーヨーヨー

 今日は急な雨のせいか、本当に何もする気が起きなくてずっと眠っていた。というと感受性豊かなエッセイストかなんかがしゃしゃり出てきて「ほんとうに雨は憂鬱なものと断じていいのでしょうか?今こそそういう思い込みから脱却すべきなのでは?ごらん、紫陽花は雨に濡れて綺麗だし雨音に耳を傾けると落ち着きますよ」などとケチをつけてくるが、いいんだよ雨は憂鬱なもので。ああいう手合いの奴らはほっとくと全身やけどや不渡り

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去年の今頃

ちょうど一年前のこのぐらいの時期に今の職場で働き始めた。その頃は上司にあたる人が多忙過ぎたのと元々部下を持って仕事をふって使うということに慣れておらず、とりあえずテキトーに机上作業をして過ごしておいてくれという日が続いた。信じられないくらいユルい職場なので本当にのんびり過ごしていて良いよ〜という感じだったのだが、前職がかなりギチギチに仕事を詰めて働かないといけないところだったので最初のうちは「ホン

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ついてない夜

きょうは、日中はそうでもなかったのだが夜がついてなかった。
晩飯が済んで布団にくるまっていたらどんどん暗い思念が湧いてきて(主に金が無くて太ってること)、なんとか入浴は済ませた。そのあと、家計簿をつけようと思って今日の分の買い物レシートを新品のテープのりで貼ろうとしたらビロビロビロビロ!となり(通じますか?)何度修正してもビロビロとなるのをやめないので癇癪をおこして捨てた。新品なのに。246円した

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ひとの恋バナ

同僚が、最近Twitterで話題のとある漫画を読んでるという(タイトルは失念した)はなしを聞いた。冴えない男子高校生が学校中でモテモテの可愛い女子高校生になぜだか好かれてしまうという内容の、冴えない男性の夢と願望がつまった漫画であるらしい。同僚は、その漫画を読んでいると好きな女の子に振られ続けた悲しい中高時代を思い出して胸が疼くのだがそれがクセになってなんか読んじゃう。と言っていた。彼は成人してか

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Horror business

職場で雑談している時に最近の調子はどうかと訊かれたので、2、3日落ちていたがネットで怖い話を読みまくってたら元気になったという話をしたら「ふ、ふぅん」みたいな反応が返ってきた。私が大学生の時フッた元彼が別れ話の時メソメソしていたのだが、数日後顔をあわせたらやたらニコニコと元気な感じを演出していたのでなんなんだと思っていたら「ボクは◯◯(新興宗教)に入って変われたんだ!キミも一緒にどうだい?まず新聞

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ネタバレが大好き

ホラー映画のネタバレ記事を読み漁るのが好きだ。シックス・センスという映画を全く見ていない状態でネタバレ記事を読んだということを夫に報告したら、バカ!人でなし!などと、そこまで言う?レベルで罵倒された。

小説、特にミステリーものは解説とオチの部分を先に確認してから改めて冒頭から読み進めるというパターンが多いのだが、これも今まで色んな人に話したら拒否感を示されることが多かったので一般的な読み方ではな

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パスタ折ったおまえ

夫が「俺はパスタを茹でるとき2つにへし折って鍋に入れる人間は頭がおかしいと思う」と言ったので「あ、私それよくやります」と正直に申告したところ、信じられん!意味がわからん!とめちゃくちゃに非難された。夫にそんなこだわりがあるとは知らなかった。

彼とは同居して8年ほどになるが、まだまだ分からないところが多い。いまだに夫の好物が分からない。去年になってマヨネーズはそんなに好きじゃないことが判明したぐら

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