マガジンのカバー画像

与太話

112
他愛もない話
運営しているクリエイター

記事一覧

パンツの破れ・電気の痺れ

下着パンツの腹のあたりが破れたのだが、めんどくさいのでそのまま穿き続けていたら今度は股間まで破れていよいよ使えなくなった。腹あたりに破れが発生したことにより、着用の際布地にかかる負荷のバランスが崩れ元々摩耗していた股間の布地が耐えきれず破れたのだと思われる。ある一部の不具合を放置していると他の部分にかかる負担が増大し、時間の経過とともに他の部分にも不具合が生じてしまう。これって人体や社会組織にも展

もっとみる
5月から6月の記録

5月から6月の記録

 発熱と全身の痛みで発熱外来にかかったところ、腎臓にばい菌が入って炎症を起こしているとかで仕事を三日間休んでいた。それを除けば2月終わりに就業して以来休みも遅刻早退もせず働いている。前職でのだらしなさとは見違えるほどの対比だ。私はやればできる人間なのだ。ただ、繰り返し懸念として日記に書いているように好きにだらだらできないストレスで菓子を爆食いしフルーツジュースを飲む頻度が増えたので、晩夏ごろに予定

もっとみる

短い日記

最近ストレスがやばくて字の本をあまり読めていない。先週は特に疲れと絶望感がすごかったのだが、毎朝ジョジョの奇妙な冒険第4部のコミックをKindleで毎朝一、二巻ずつダウンロードして少しずつ読みながら気を紛らわせて乗り切った。食物や衣服やその他生活用品のようにダイレクトに生活動作に関わってはこないが、そういう頼もしさ・ありがたさというものが創作物にはある。しかし、第4部を読み終えてしまい、岸辺露伴と

もっとみる

那須に行ったことがないまま死ぬ

こんどの連休は色々できたと思う。神奈川県に行って、熱海に行って、東京に行ってそれぞれ色んな人たちと会った。余談だけど、日本国内で有名なリゾート地というのだろうか名所というのだろうか、日本人なら皆知ってるでしょと言わんばかりの雰囲気で那須とか熱海とか日光とかいう地名をいきなり言われても何県なのか分からないまま長いこと生きてきたが、四十歳になってようやくおぼろげながらどこが何県なのか分かってきた。那須

もっとみる

ゴーゴリ

もう終了してしまったけど、小説家の小川洋子が相手役の人と色んな小説の内容を紹介しておもしろさを語るラジオ番組が好きだった。もうかなり前の話だが、ゴーゴリの『外套』を紹介する回をドライブ中に夫と聞いた。ゴーゴリはロシアの文豪で、作品は読んだことないけど国語の授業とかで名前と代表作のタイトルぐらいはなんとなく聞き覚えがあるという人が多いのではないだろうか。変な話をたくさん書いた人という印象が強いが、『

もっとみる

思い入れのないリフレイン

既に読んで気に入った本を気晴らしに何冊か並行して漫然と読み返す癖があり、頭の隅に残っていた言い回しがふとした折に浮かんでくるのだが、どの本で目にしたフレーズだったかなかなか思い出せない。名言格言めいた重要そうなくだりではなく、なんということもない内容であることが多いのも我ながらおもしろい。

きょうは唐突に「うちの家系から学者が出たとあれば、町の皆さんの我が家に対する見方もまた違ったものになりま

もっとみる

ラジオを思う

茨城県に来て思うのは、茨城県特有のテレビ茨城とかラジオ茨城とかそういうローカル局が特に無いんだなぁということ。今まで住んだことのある幾つかの県にはどこにもそういうのがあったので、吃驚仰天まではいかないが「へえ、無いんだ」ぐらいのことは思う。文化的な帰属意識が淡白なのだろうか。私が住んでいるところは千葉県との境界すれすれだからか、カーラジオをつけるとベイFMという千葉県のラジオが聴ける。こないだ日立

もっとみる

近づく、遠ざかる、それ以外

人付き合いというものは馬の合う奴とは付き合う、気に食わないことをしてきた奴とは絶交するという風にシンプルに済めば楽なのだが、実際にはもっと曖昧ではっきりと判断するのが難しい。特に誰かと疎遠になる場合、ケンカなど決定的な出来事はなくてむしろ感じよくやり取りしてたのに「そういえば最近なんか関わりが無くなったな」みたいなことの方が多い。はっきり言語化できない(或いはいちいち言語化しようとも思わない)部分

もっとみる

ネタばれ有り『aftersun/アフターサン』の感想

ネタばれ有りなのでこの映画を未視聴でこれから観るかもしれないという人が万が一この文を目にした場合は、これ以上スクロールしない方がいいかもしれないです。

この映画に興味を持ったのは梨という名前のホラー創作者が「じっと観ているとそれまで分からなかったもう一つの事実が浮き彫りになっていく感じが空恐ろしく切なく面白い」と褒めていたのと、Twitterでも面白かったという感想を複数見かけたから。プライムビ

もっとみる

コップの話

引っ越してきてから約一ヶ月と少し、まだ物の収納場所や管理方法が定まっていない部分がある。ぜんぶ段ボールから出して収納スペースに突っ込んだはいいが、これが最善ではない気がする、もっと配置に工夫の余地がある気がする……と思いつつも惰性でそのまま運用している感じ。コップ類もそうだ。前の賃貸と違って備え付けの戸棚が無いので、取り急ぎ流し下のデカい引き出しに仕切りやクッション等を設置することもなく無造作に仕

もっとみる

お体にお気をつけくださいの日記

表題は、noteの新規作成欄を開くと最初の方に「こんばんは(時間帯に合わせた任意の挨拶)お体にお気をつけくださいね」みたいな文章が表示されるのでそれを拝借した。ブログサービスや冷凍食品のパッケージや菓子の個包装に労られたり励まされたりする時代なのだなあとしみじみする。いや、嘘だ。別にしみじみはしない。文章の体裁を整えたいからといって思ってもいないことを思ったことにすな。阿呆。

新しい土地では早い

もっとみる

手紙魔が来る

手紙を書きたい気持ちがやたらと高まる時がある。ついこないだそういう日があった。引っ越したばかりなので一応報告しようと思って、という大義名分もある。長いことインクを抜いてしまい込んでいた万年筆を引っ張り出して字を書いていると気分がのってきて、十通ほど書いた。友人親戚はいいとして、引っ越す前のかかりつけだった歯医者にまで「もう定期検診の案内は不要でございます。お陰様で口の状態がよくなり歯磨きが上手くな

もっとみる

過去の自分がおもしろいと思って残したらしいメモなど

好きだけど頻度が上げられない。

世界にひとつだけのゴミ。

ちやほやしたい欲のはけ口。

糸屑のかたちをいちいちなんかに喩える感性を褒めるのもいいかげんだるい。

台本を破り捨ててなんか光のさす方へ歩きだすのも他の人の台本に既に織り込み済み。

ださい人に幽霊は見えない。

やかんセール
仏壇クーポン

遺影は本人の写真じゃないとダメだよ。

ワキガとかガタついた歯並びとかの、ダサい広告の被写

もっとみる

屋根裏ピクニック

引っ越してきた物件は戸建てタイプで屋根裏部屋がある。使用頻度の低いアウトドア用品とか時季はずれの布団とかをしまっておくのに重宝するほか、秘密基地・隠れ家的な感じに整えられないか画策している。本棚に入りきらない文庫本を積み上げてある一角に座椅子、ちゃぶ台がわりのクーラーボックス、持ち運び用枕、キャンプ用マットレス、毛布を配置してくつろげそうなエリアを作ってみた。

温かい緑茶を入れた水筒をリュックサ

もっとみる