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歩いてゆくんだ

また今日も歩いている。
何かを探しているわけではない、まず歩き始める。
物語は道のりの中にある、歩きながらそれを見つけていく。
歩いていくうちに何かが温まってくる、筋肉が動いて体温が上がっているだけではない。
ぼんやりと考えていたことが少しずつ方向づけられていく、ある種蠕動のようなもの。
それを横目にハトは飛んでいく。


旅の始まり
期待と不安の入り混じるこの瞬間は嫌いではない

亀と歩く道、一歩ずつ着実に

ふと見上げると階梯
これが上空へと続いているのか

秘密の場所

さあ迷いにいこう。
迷うべき時期は大いに迷うべきである。

いつも通る道に見慣れない店がある。
いつの間にか新しい名所ができているようだ。長い列に期待がそそられる。

場所を見つける喜び。
ありふれていたと思えた場所がどこにもない特別な意味を持ちはじめる。

道行く人の思いを知る由もなく鳥は空を舞う。
遠い空は意外と近い?

懐かしくて新しい場所に帰ってくる

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散歩日記

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