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【ファンアート】『円環する円盤の物語』を読んだぞ!

円環する円盤の物語』は4600字の宇宙旅行。どんな光景を目の当たりにするか、それは読み手が発想した世界の数だけある……
このSF小説は居石信吾さんの作品です。現在noteには物語の冒頭のみ掲載されており、がっつりのハイファンタジーとして私は楽しみました。
まるで、違う時空を覗き見ているかのようなこの小説を、ファンアートで応援します!


◆円環する円盤の物語

[note38]im1_円環する円盤

様々な生命が暮らす空は常に黄昏どき。物語は幻想的でいて切ない粘菌の暮らしから始まります。ふと妖精さえ出てきそうな可愛い粘菌たちの舞台とは裏腹に、世界は神話のように厳しく恐ろしい。
円盤世界が創られて以来十万年間、お互いに「裏面」の存在を予感しながらも、これまで出会う事のなかった両者……まさにSFの美を堪能できる舞台セッティング!

★始まりの片面:樹木や電子、巨大構造物などが混在する世界。
★もう一方の面:(恐らく)人類の住まう世界。
★主人公「僕」:ン・ガイ樹街地の粘菌。

「別れのガス交換」という描写があったので、ガス噴射式推進もありそう? と思いました。そこで、ファンアートには「ブシュー」と飛んで移動するような主人公たちを描いてみました。

読み手それぞれが、何を受け取ったかを話し合えたら面白いだろうな、と感じる物語でした。私の想像が合っているのか分かりません。ただ、イメージしたことを語ってみたくなるSFだったので、この記事を書こうと決めました。


◆博士と僕と無重力ふりかけ(&長)

[note38]im2_円環する円盤

この絵は「僕がドライバの更新はどこでできるのかを博士に質問したら、別料金であることが分かり、長に促されて対価を支払う」シーンです。
主人公の「僕」は菌類(?)なのに、見惚れたり、口をぽかんと開けたりするのがかわいいです。「博士」は人を超越したエルフのような美女像が浮かびました。あと、驚いてのけぞることしかできない「長」に微苦笑☆彡

実は最初この物語を読んだとき、すっとは呑み込めない得体の知れなさを受けたものです。でもその一方で、粘菌の懸命な姿が頭から離れませんでした。SF用語がちょっと難しいのですが、調べていくと新しい世界を発見できます。

長大な時の流れと生命の営み、遥かな旅路や異なる文明に思いを馳せる。そんな不思議な感覚を体験できる『円環する円盤の物語』、オススメです!


続きは電子パルプマガジン『無数の銃弾』にて、『循環する循業者の物語』というタイトルで連載予定とのことです!(次号は12月発売予定!)


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今回はSFの舞台を想像できてとっても楽しかったです。ですが、イラストが居石さんのイメージとかけ離れていないか心配しています。例えば、探検家が人間なのか非常に悩みました。なにか問題などありましたら、遠慮なくコメントしてください!


≪追記≫
ンンンッ……?!?!
作者の居石さんからサポート&オススメをしていただきました!!
うわああ、さ、作者様から……ッ 恐縮です! ありがとうございます!! 私も応援しております!!!


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