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体壊してまでやるべき仕事なんて、この世に一個も存在しません

 こんばんは。本日コロナワクチン4回目の予防接種をしてきました。医療従事者として休職中ですがいつ復帰しても大丈夫なようにと職場からのご好意で受けることになりました。今回は職場近くの集団接種ではなく接種券を取り寄せ、行きつけの内科でうってもらいました。看護師ではなくいつも診てくださってる女医の先生に打ってもらったんですがとにかく早くて鮮やかで痛みを感じる間も無く終わりました。さすが内科医。うちの院長とは全然ちが…おっと。

 接種後数時間後には腕が痛くてだるくて頭痛と発熱がありますが何故か薬を飲んで3時間ベッドで横になっていても眠れないので諦めてブログでも書こうと思います。

 実は鬱やメニエールの他に学生時代から軽い糖尿病も患っております。うつになってからは特に病状が悪化していつもはHbA1cという値が6前後で落ち着いていたのですが最近は7を超える事もしばしば。内科で数ヶ月に一回定期的に検診をしていますが、実は最近暑さと意欲のなさとコロナの流行で発熱外来やPCR対応しているその内科に行くのを躊躇っておりました。

 ワクチンの受付をしていたのが栄養指導の先生で「誰かと思ったら小倉さん久しぶりだね!もうすぐ外来もはじまるから折角来てくれたからこのまま診察しようよ!」と声をかけてくださいました。本当に自分の体なのに通院をサボって申し訳ないですがそうやって気遣いしてくださる優しい栄養士さんや看護師さん、そして事務員や医師さんも本当に素敵な人で私はこの病院をかかりつけ医にしてよかったなぁと心から感謝してます。

 というわけでもうすでに何年もかかっていて私の食事管理を信頼してくださってる栄養士さんとのお話は基本近況報告といった話が大半です。今日も食べ物の話は一切しなかったです。ほぼ雑談メイン。一日500回のスクワットを1ヶ月続けたら彼がApple Watchを買ってくれるという約束をしているのですが、何故か2ヶ月に延長されたという愚痴や、仕事のことや職場の人間関係の話をしたりするととにかく調子が崩れてしまう、という話をして終わりました。

 元気で優しい看護師さんに体重血圧血液検査をしてもらいいざ診察室へ呼ばれて入ると、栄養士さんがカルテに書き記した近況を読んで先生が口を開きました。

「仕事の事を考えてしまって調子が悪くなってるっていうのは休めてないって事だから、折角の求職中なんだから何も考えなくていいんだよ。それでもどうしても頭から離れず辛いなら別の道に行ったっていいんだよ。体を壊してまでやるべき仕事なんてこの世に一個も存在しませんっ」

 たたんっとカルテにいつもの処方を入力しながらきっぱりさっぱりそういう先生に私は「そうですよね」と言いながら必死に涙を堪えていました。うつになった直後に受診した時も

「なーんにも考えずに思いっきりのんびりしてゆっくり休んでね、絶対良くなるからね、大丈夫だからね」

 と言ってくれたのもこの先生です。もちろんかかっている心療内科の先生も悪くはないんですが本当にこの先生に救われました。引越し前の病院みたいに数値が悪くなっていても怒ったり不機嫌になったり食べてる物や通院頻度でチクチクと責めて怒ってきたりもしません。「上がっちゃったものはしょうがないから気にしないこれから気を付けてがんばろ!」と言ってくれます。

 今日の血液検査の結果があまり良くなくがく然としていた私に「きもーち数字が上がってるけど鬱が悪化すると糖尿病も連動して悪くなるものだからね。めちゃくちゃ悪いわけじゃないから気にしすぎず前みたいに少し食事と運動気をつければ大丈夫」とカラッと素敵な笑顔でフォローしてくださいました。ホント先生大好き。雇ってください。でもそしたら通いづらいか。素敵なかかりつけ医は無くしたくない。ジレンマ。

 というわけで、私の尊敬する素敵な女医さんとその病院のお話でした。

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