どうしたら料理を毎日楽しんで続けられるのか?
1.毎日料理をするのが辛かった
夫婦で役割分担をした結果、私が料理をすることになった。
料理は好きだった。
けれど、毎日何を作るか決めて、準備しなければならないと思うと、料理をするのが辛くなった。
そんな毎日を変えたくて、
①私にとって料理はどのような意味を持つのか
②料理を続けるための方法
を考えた。
2.美味しい料理とは?
「2,000円の食べ放題が美味しく感じられない」
ある日、小麦をたくさん食べたくなって、数年ぶりにピザ&パスタの食べ放題に行ってみた。
ワクワクして食べに行ったけれど、食べ終わった時にはなんとも言えない気持ちになった。
あまり美味しく感じられなかったのだ。
その理由を考えた。
冷たい
料理は一度に大量に作られて、長時間置かれる。そのため、私の口に入る時には、冷め切っていることがほとんどだ。(長時間水分に浸されて冷め切ったパスタは悲惨で、びよんびよんに伸びている)そんなに好きなものがない
「バジルパスタ🌿が食べたいな。」
「たっぷり蜂蜜🍯がかかってチーズピザが食べたいな」
そう思っても、食べ放題のメニューは「わずかなチーズがのったマルゲリータ」や「豚ひき肉のオイルパスタ」。
可もなく不可もなくで、心から食べたいメニューはあまりなかった。素材にこだわりを感じられない
大量消費を前提とした食事のため当然かもしれないが、少量でうまみを感じる塩や、豊かな風味を感じるオリーブオイルはない。
求めているのは、感動する食材なのに。
少食でこだわりが強めの私は、根本的に食べ放題が合っていないことを実感した。
自分で作る料理のよさ
一方、自分で作る料理=自炊は、食べ放題の残念な部分を全て克服している。
温かい
出来立てのものを食べることができる。好きなものだけ食べられる
もちろん、自分が食べたいものしか作らない。素材にこだわっている
ゲランドの塩、手作りの醤油麹、おばあちゃんが作ってくれた無農薬の野菜。どれも心躍るものばかり。
なぜ自分で作る料理はこのようなよさがあるのか?
それは、「特定の人のためだけに作るものだから」
そして、毎日自炊をすることは、
『自分や大切な人への継続的な贈り物』
だと考える。
食べてくれる人が喜んだり、その人の健康を支えたりするプレゼント。
継続することで、愛情を伝えられるものだと思う。
3.料理を続けるために実践したこと
①基礎
鉄板メニューづくり
-ハードルを下げる
(干しエビ×豆腐×青さ×卵だけで作る味噌汁、冷凍餃子、無添加ソーセージなど、頭を使わずに作れて栄養が摂れるメニューをいくつかもつ!まずはこれができれば健康に生きられる。)科学知識 -悩みをなくす
(どうして塩を振るの?油を入れるの?料理は科学だから、目的がわかるとやるべきことがわかり、料理へのストレスが減る。)料理人から学び、自分の料理を問う
-レベルを上げる
(野菜の洗い方、卵の割り方など、料理にはレシピでは語られない暗黙知が多い。そのため、初心者は直接人から学ぶとよいと思う。)相手の好みを知る-市場調査
(相手に喜んでもらうための近道。
今日のご飯どう?食べたいものある?とインタビューすると、発見がある。)実験!実験!実験!-経験
(とにかく「作り、五感で食べる」を繰り返す。経験をもって上達する。)
②応用
ミニマムなマイキッチン
-環境づくり
(自分のキッチンに必要不可欠な道具や食材だけがある洗練されたキッチンを作る。食材管理シートを作り、道具は少数精鋭に。)
料理を続けるために必要なことは、
このような料理の基礎となるスキルを磨くことだと思う。
基礎を習得すれば、どんな料理にも挑戦しやすくなる。
4.まとめ 学んできた料理とこれから
最後に、これまで学んできた料理と今後の目標を記す。
これまで学んだ料理
和洋中
最初に通ったのは、和洋中全て教えてくれる料理教室。その中で、おしゃれに感じた洋食を、もっと作れるようになりたいと思った。洋食
洋食をメインとした料理教室に2年通い、特にフランス家庭料理を学んだ。フランス料理を通じて、料理の科学知識を得ることができた。
平日の夜は簡単に出せるものをと考え、ドイツの冷たい食事=カルテルエッセン(パン、ハム、サラダなど)を試したこともある。
しかし、洋食を毎日食べていると飽きてくる。そして、冷たいものを食べると体が冷える。
やはり、日本人が食べ続けたいと思えるのは、温かなごはんとお味噌汁なのでは?和食
和の発酵食をメインとした料理教室に1年通う。時には、味噌や豆板醤など、調味料から手作りする。一つ一つがシンプルで、素材にこだわっている。こんな和食が好きだ!
今後の目標
和食を中心に、自分の料理のスタイルを確立したい。
いま重視してるのは以下の3点
保存性
(長持ちすると買い物に行く回数を減らせる。さらに発酵すれば旨みも増える)温かい
(体を温めると体の調子がよい!)風味
(人間が舌で感じる味覚は五味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)が1割で、残り9割は嗅覚による風味であるという。)
そして、自分の料理のスタイルを確立するためにこの2つを学んでいく。
東洋の料理
(米文化の料理を学びたい。特に南インドと中国)世界の保存食
(世界にはいろんな発酵の知恵がある!いまはモロッコの発酵レモンに挑戦中🍋)
このように新たな知識をつけながら、
日々の料理を楽しんでいく!
そして、自分や大切な人への継続的な贈り物である「料理」を続けたい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?