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ゆる日記|終わりよければすべてよし
3月17日(日)
am3:00に酔っ払った友人から電話がかかってきた。かけてきたくせに、でたら、なんで!寝たほうがいいよ!と言っていた。理不尽。
もごもご喋っていたので、何してるの?と聞いたら、歯を磨いていた。全部謎。
いまから行っていい〜?この友人は近所に住んでいるのだ。今日予定あるからだめだよ〜おやすみ〜と言うと、素直におやすみい〜と返ってきた。かわいい。
今日の予定、岩盤浴へ行く約束をしていた友人から電話がかかってきた。一瞬、えっ私寝坊してる!?と慌てて時間を確認したらam5:30だった。集合時間はam11:00。なんだなんだ?電話にでると、「熱でたあ〜……」と死にそうな声の友人。寒気で起きたらめちゃくちゃ発熱していて、テンパって電話かけちゃったらしい。かわいい。
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予定がなくなったのでたらふく眠ろうと思ったけれど、中途覚醒が続いたせいかあまり眠れなかった。諦めて身支度し、ロイヤルホストのモーニングを食べに出かける。
私はロイホが大好きだ。特に私が住む、この街のロイホは、ロイホ界のなかでいちばん好き。
駅前の目抜き通りに面したビルの2階に位置していて、窓際の席からは通りの左右に一列に植えられいる桜の木と、街を行き交う人々を眺めることができる。
その風景を見ながらあれやこれや妄想したり、文章を書いたりするのが至福なのだ。
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昼過ぎ、am3:00に電話してきた友人からおはようとLINEがきた。二日酔いでへろへろな姿が容易に想像できたので、ポカリとウィダーを買って友人宅へ向かう。やさしい。友人はポカリを受け取ると、わあっ、と力のない喜びの声をあげ、一瞬で飲み干していた。二日酔いのときのポカリが異常に沁みることは、私もよく知っている。
少し元気になった友人がお風呂で汗をかいて酒を抜いたり(根拠なし)している間に、友人宅の本棚にあった「砂の女」を読みはじめる。ちょうど読みたいと思ってAmazonのカートに入れてた本。こういう、小さいところで気が合う感覚が、心地よい関係の友人である理由なのかもしれない。
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お風呂からあがり、さらに元気になった友人がお腹がすいたと言うので、「寿司!」というと「わかる!」と返ってきた。
髪を整えリップを塗り直し、近所の回転寿司へむかう。ここは少し高いけれど、ネタが美味しいのでよく行く。
友人はいろんなネタをバランスよく食べるタイプで、私は気に入ったネタを何貫も食べるタイプ。いつ見ても海老頬張ってんなあ、と私を見て笑っていた。
休みの日の夜、友人と散歩がてらご飯を食べに行くのが私は結構好きだ。何もなし得てない休日でも、それだけで有意義な1日を過ごした気分になれるから。
寿司をひとしきり食べた友人も、ついさっきまで二日酔いで倒れていたくせに、あがりをすすりながら「いい日曜だな……」と呟いていたので、たぶん同じ気持ちなんだろう。なんだかうれしかった。
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