デザイン視点での世界一周 | アメリカ編🇺🇸
2023年9月13〜18日の期間に滞在したロサンゼルスとラスベガスについて、気づきをまとめました。自然との触れ合い、野球観戦、アミューズメントパークなど幅広い体験をしたアメリカ滞在でしたが、その中でも4点を共有したいと思います。
日本人観光客ばかりのメキシコ
一番想像していなかったのは、ロサンゼルスに占めるヒスパニック系が非常に多いことでした。看板やメニューはもちろんスペイン語が多く、観光客が対峙する相手もメキシコ人ばかりだったのは衝撃でした。
また時期的にも日本人観光客が多く、特に大谷翔平選手が11試合ぶりにベンチ入りしたエンゼルス対タイガース戦ではグッズを買いに行くのは日本人だけ、野球は片隅で大谷選手の撮影会をするのも日本人だけ、、と日本にいるかと錯覚するレベルだったのは印象的でした。(こんな円安でも渡米する日本人の多さは、大谷選手の求心力たるや、、)
街の色の違い
雰囲気という意味での色だけでなく、物理的な色が明らかにエリアによって異なるのは非常に興味深い点でした。いわゆる治安の悪いエリアの空気までも澱んだ色に見える様子、一方でBeverly Hillsや Manhattan Beach周辺の住宅、商業エリアは白、青、オレンジなど一貫した美しい景観で整えられ、誰がどう見ても明確な違いがありました。正直、これまで海外で治安の悪そうなエリアとそうでないエリアの分別がついていませんでしたが、数キロ走っただけでここまで違う地域は初めてだったため非常に印象的でした。
圧倒的自然への感動
グランドキャニオン国立公園やカリフォルニアディズニーランドを見て回りましたが、心底興奮したのは自然を見た時の体験でした。Instagramにアップした中でも最もいいねをもらったのはAntelope canyonの写真で、直接/間接問わず人に感動を与えられるのは結局自然なのだなと認識。
いかに普段都内に住む人間が日々人工物に囲まれていて、自然がレアになっているのかをよくよく思い知りました。マンション横の簡易な庭とかは全く不十分ですね。。(自然に関したお客様体験を考えるのも楽しそうかも)
ターゲットに沿った体験提供
今回、日本人向けツアーや大谷翔平のいるエンゼルス戦の試合、日本食屋など日本人が半分以上を占める環境にいることが多かったのですが、”日本”をよく理解した体験提供が細部までされていたように感じました。(まるで日本の一部にいると錯覚するレベル、、)
海外に行った日本人は大体このようなことを求めると思います。
この辺りのニーズを理解して、サービス提供している場所は総じて満足度が非常に高く感じました。共通して日本人がそうした形態のサービス提供をしており、自分が同じ立場なら”日本人が求める海外での日本体験”を言語化して提供できるか、やや不安に感じました。日本の文化の知識不足に気づくことは海外の人とコミュニケーションをとるときよくありますが、日本人だからこそまず、日本人のことを一番に知ってる人であることが海外で求められると感じました。
ロンドンに向かう飛行機に乗りながら、このまとめを書いております。時差がまた8時間も変わり、身体が追いつかなそうですがしっかり休んでRCAやual、London Design Festivalなどの様子もしっかり観ていこうと思います。
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