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希望病棟

先日「後悔病棟」という小説と出会い、読む機会がありました。

その作品は病院で入院している患者はみんな自分の生き方に後悔をしており、「もっとこうすれば」良かったと考えている人ばかりでした。
主人公の医者がその後悔している患者さんたちと交流し「自分の後悔した選択」をやり直せば本当に幸せになれたのかを問うような内容になっていました。
今回はその続編であり、正直私は「後悔病棟」がとても面白く続きがあることがうれしく、この小説を買いました。

しかしこの小説は続編なのですが話の内容は独立しておりこの話から読むことも可能な内容になっていました。

前回の話は「自分の選択を後悔している人にもう一度選択させる機会を設け自分の人生は果たして間違っていたか」を問わせるような内容でしたが、

今回の「希望病棟」に関しては全くと言っていいほど話の内容が異なっていました。

後悔している患者さんたちと主人公の医者が交流し、患者さんたちの強い心とその後の生き方について書かれた内容になっており、読み終えた後は何とも言えない暖かさ、感動が待っていました。

私は最後のページをめくったときニコニコしてこの本を読み終えることができ、久しぶりに心が温まる内容になっていました。

決していい事ばかりではない人生ではないし、いい人なんて本当に少ない世の中かもしれません。しかし自分の周りにも必ずここで登場するような温かい、人が周りにいることを忘れずに感謝して生きていきたいなと思います。

私もいつか他人のことを自分のことのように大切に思い、怒り、悲しみ、感謝できるようなそんな暖かい人になりたいと切に思います。

機械があれば寒い季節ですがお家で暖まりながらこの小説を読んでぜひ温かい気持ちになってください。




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