見出し画像

伝えるということ

私は自分の思ったことを相手に伝えるのが、どうしても苦手です。

思ったことを言って、相手を不愉快にさせたらどうしよう
(実際過去に相手が怒って、あまりの気迫をぶつけられ、トラウマに…)

相手の反応が怖いので、できるだけ言葉を柔らかくして伝えよう
(言葉が遠回しで、柔らかくしすぎて結局何が言いたいか何も伝わっていない…)

たとえ本心でも、マイナスのイメージを与えるようなことは、言っちゃダメだ
(これ私できません。苦手です。不安です。やれるかわかりません。等)

そもそも相手のテンションやペースに無意識に合わせてしまって、自分の言いたいことが何だかわからない

いつもこんな感じです。

そんな具合なので、何か提案されたり、お誘いを受けたりしても、返答を考えるだけであれやこれやと想像し、ヘトヘトになって、もうそれ以上考えるのが嫌だから、楽になりたくてYESと応えてしまおう、ということがほとんどでした。

その結果、
「私ほんとはコレやりたくない…」
「なんでそんなことになるの…!」
「もう逃げたい…」
と後から後から八方塞がりで苦しくなってしまうことが多かったです。


でも最近、思ったことがあります。

おんなじ場所でおんなじことをしていても、
人それぞれ感じ方、考え方、感覚、みんな違う。

他者って自分とは全く別の人間なんだ。

だから関わるときには自分の感覚を伝える必要があるんだ。
そのために言葉があるんだ。


最近あるお誘いを受け、
「今〇〇な状況で、迷っています」と伝えると、「じゃああんこ(私)が無理なくできるように、環境整えておくね」
と返ってきました。

あんまりプラスじゃ無いようなこと言っても、嫌がられないんだ…
「迷ってる」とか曖昧なこと言っても、むしろ一緒に考えて対策してくれるんだ…

と発見でした。


相手は別の感覚を持った全く違う人間だから、自分の感覚を伝えなきゃ、相手は何もわからないのは当然で。
伝えようとすれば、相手は歩み寄ってくれるんだなあ、と思えました。

こんな出来事が最近いくつかあって、
自分を伝えることは、相手も私を理解する手段になるし、
人と交流するための大切な役割があるんだな、と腑に落ちた感じがしました。

「他者は自分とは全く別の人間だから、言葉を使って自分を伝える必要がある」
伝えるから分かり合えるし、歩み寄れる。

これを忘れずにいたいなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?