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この本に出会ったことで…

私がこの本と出会ったのは少し前のこと。


"小坂流加さんの書く本はリアルだ"

でも私はそこが好きだ。

リアルすぎて読んでいて苦しくなった。
共感をしてしまう部分もあった。
それは私が病気だからかもしれない。
私とは病気も違う。
だけど、治療法がなく治るか分からない病気。
だからなのかもしれない、彼女の気持ちが少し私と重なった。彼女のことを考えたら涙が止まらなくなった。
小説を読んで号泣したのに…
映画なんて見たら滝のような涙にきまってる。

昨日、余命10年を見てきました。

しっかり滝のような涙を流してきました🥲
主人公・茉莉ちゃん役の小松菜奈ちゃんの演技がとにかくすごくて、小松菜奈ちゃんが茉莉ちゃん役をしてくれて本当に良かったと思いました。

強くて意思のしっかりした茉莉ちゃん、
時間が足りなくて、だけど恋をしてしまった茉莉ちゃん、
茉莉ちゃんの想いが小松菜奈ちゃんを通して伝わってきて

小説の中の茉莉ちゃんがここにいる

って思いました。

余命10年。
短いような長いような、長いけど短い。
10年あったら色々なことができるんじゃないかって思いませんか?
でも、その限られた時間で出来ることって思ってるよりずっと少ないと思うんです。病気の身体でできることって難しいと思うんです。
挑戦することができても、それが叶うとは限らない。本人は悔しいですよね。
その中でも悔いのないように一つ一つの思い出を大切に過ごしてきた茉莉ちゃんは凄い人だと思いました。

美しいだけの映画じゃなくて、強さや悲しさ悔しさ、恋と家族や友達への想い、病気への葛藤、何ひとつかけてはいけないものが全て詰まった1人の女性の人生を描いた映画でした。

私はこの本に出会えたこと、映画に出会えたことに感謝します𓂃 ܀

             2023.3.7

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