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妊娠中

2024ー02−15−16:25

https://note.com/ankimo_ankou/n/ne0b5188df58a

妊娠6週目だそうだ。いや、です。

これを書いた時には妊娠していたという事。
そして、私は中絶する。
きちんと理由があり上記の「母になりったかったのかもしれない」で触れているが、発達障害と精神疾患を抱えているから。と、あとは自分の夢をどうしても優先したいので、産むという決断は最初からなかった。

子供は嫌いではない、むしろ大好きだし甥にはメロメロで貢いでしまう。
しかも、極め付けは電車で知らない子供に話しかけられる。好かれる体質。
友人の子供たちもみーんな私の事が大好きだし、何ならあやすのも遊ぶのも上手だ。


ここから先は妊娠できた。という事実と変化変容の備忘録を書こうと思う。

【私】
スペック:身長高め、59キロ、趣味筋トレとヨガ。濃いめの顔。
仕事:PCであれこれ作ったり調べたり。
性格:温厚そうだが、敵に回すと一番厄介なタイプ。
座右の銘:やられたら5倍にして返す。とどめは一番嫌なタイミングで刺せ。
【相手】:背の高い外資系イケメン。

結婚したくない、子供も欲しくない。と私が常々話していたので今回は相談ナシで中絶する事を選んだ。
きっと話したら結婚しようと言われそうだが、私は今の私が誰かと暮らしの空間を共にするのが苦痛でしかないのだ。
見た目と頭と金払いがいい男性が好きだ。
いいスーツが似合う、靴まで手入れが行き届いている男性が好きだという事。
隣に置くなら見た目は大事。
たまに会って、素敵な場所でご飯を食べてデートしてセックスするぐらいでいい。
相手はそれとなく、もっと先の未来の話をするけれども、その度にのらりくらりと話を流した。
本当にそれ以外求めていないのだ。
そう考えると、私の方が最低な女だと思う。

妊娠による経過と変化

【1週目】


特に変化なし。

【2週目】


体が少し重い、朝のヨガがおざなりになる。
排卵日もあり、少し熱っぽい。普段から平熱は高めだが37度を超える日もあった。

【3週目】


胃痛を感じる。この頃、急激な気圧の変化と気温の変化もある時期だったので、いつもの季節性低気圧からくるものだと思っていた。
生理前のようないつもの諸症状があり、そろそろ生理かな?と思っていた。

【4週目】


下腹部痛、胸の張り等々ある。週末の相手とのデートも気乗りしなくて断る。胃痛は引き続きあり病院で受診するも原因不明。
無性にポテチを食べたくなり、お菓子を食べあさる。

【5週目】


生理が遅れている、しかし、食欲が増してくる。乳が大きくなり、いつものブラのカップからはみ出る。ただでさえ巨乳なのに、胸だけグラビアアイドルのようにたわわになる(たわわわわーぐらい、いい乳だと思います)
いつもは、体型維持のためにコントロールできるジャンクフードが食べたくて仕方ない。
でも、体は日々だるくなる。寝付きもいつも以上に悪いが夜中に何度も起きてしまう。
ウーバー生活爆食時々ファミレスでも爆食。
お腹が良く張るようになる。便秘悪化。

【6週目】


相手からのデートに「仕事がしばらく忙しいから、終わったら連絡する」と断る。
そういえば、性欲がない。セックスしてない。
気が付いたら体重が6キロ増えている。顔は太らないが明らかにお腹周りとヒップがまーるくなっている。
昨日、生理予定日から2週間経過。
意を決して検査薬で検査する。結果陽性。ばっちり線が出ている。
とにかく、産むという選択はなく「中絶」という2文字しか頭の中には思い浮かばない、仕事の手を止め、最速で手術できそうな病院を探す。

本日【2/15】


婦人科受診、あの昔の恋人と不妊に悩んだ時以来の受診だった。
あの、いやーな思い出しかない受信台で検査され「正常妊娠です」と言われた。
少し複雑な気持ちになった。産まないのに今妊娠するなんて本当にタイミングが悪いよ。そうしか思わない事にした。
意思確認をされたが、産まないと伝え、手術の日程も決めて書類をもらう。
ドクターからもナースからも再三説明されるが、うわの空。
ちょっと心は悲しい。産めなくてごめんねという気持ちもあるかもしれない、かと言われれば悲しのか、何なのかよく分からない私の中の母性が爆発する。タクシーに揺られ泣きそう。歌詞を忘れかけたドナドナを口ずさみそうになる。

そしてファミレスでメールチェックしながら爆食する今に至る。


私の母方は家系は精神病と発達障害を持つ、ある種「フルコンボだドン
」としっかり言いそうなくらい、精神疾患のサラブレットだ。
甥には遺伝していないが、私の子となればきっと遺伝的要素は強くなる。
(気になる人はメンデルの法則を調べて見てね)
そう、だから私はその子自身にもその疾患の遺伝要因が強い事、もし産んで障害があったとしよう。
私自身、その事実に耐えられず向き合って育てる事を放棄する要因が大きいと思ったので最初から、「中絶する」と心に決め受診したのだ。

産んでみないと分からないよ?そう話す人もいるだろう。
しかし、どうしても私の性格上、経験則的にも統計的にも負ける戦には挑まない主義なのだ。

というわけで、私はまだ食べ足りなくて、とりあえずピザを追加した。
今日は、何とも言語化し難い気持ちでいっぱい。
週末は相手と私の都合よく過ごすのが似合っている。
本当に日本人男性が持つ良き母親像をしっかり覆すくらい、悪い女であると私の事は認識して欲しい。

全ての女性が、母親が良心に溢れた素晴らしい人格者だなんて思わないでほしい。
私の様に利己的な人間もいるという事も知って欲しい。

そうそう、来週、手術です。





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