霹靂布袋劇おすすめOP・ED動画集
こんにちは、藤です。しばらく忙しくて更新をサボっておりました。
最近になって悟ったんですが、人類は面倒くさいことが嫌いですね。
1クリックすれば分かることは……1クリックしなければ分からない！
つまりこのnoteで私が、
「霹靂には公式You Tubeアカウントがあるよ！ おすすめのバトルシーンリストやギャグシーンリストがあるよ！ ざっと眺めて気に入ったところから観ていこう！」とか言い募っても、まずアカウント開いてリスト開いてほほう何があるかな～とか見繕うには、ある程度の余裕と元気と興味がないとやってもらえない、ということ……！
じゃあこのnoteでおすすめの公式無料合法動画を紹介すればええやん。
今回はそういう記事です。OPとEDだけなので、
「中国語が分からなくても大丈夫（メロディを感じてね！）」
「色んなキャラが動く（気になるキャラがいたら、動画タイトルをぐぐって探そう！）」
「ストーリーのイメージなので気になる劇集があったら、そこから入るのもOK！」
です。面倒なら九輪異譜OP『叱咤風雲』だけでも観ていって！
■そもそも霹靂布袋劇（戲）って何？
布袋劇とは台湾で伝統的なハンドパペット「布袋人形」を使った伝統芸能です。これは霹靂社さん（霹靂國際多媒體股份有限公司）が70年代からテレビで始めたのが電視布袋劇。そのシリーズは三十年以上も続く長大な作品です。主に台湾、中国などで展開され、日本語訳はほとんどありません。
が、2019年夏からNetflixで、日本語字幕つき新作が配信されました。
オープニングはこんな感じ！（中国語バージョンもあるでよ）
こちらは前半20話までで、後半23話ぶんがいつ配信されるかは不明です。他は日台合作の『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』が声優さんの吹き替えつきで日本語環境は完璧な上、日本人向けにマイルドに調整されていて入りやすいので、人形恐怖症の方以外はぜひご覧になっていただきたい！
基本は古代中国風の世界を舞台にしたバトルファンタジー作品で、武侠小説とか水滸伝とか西遊記とかっぽいやつですが、話によっては吸血鬼とか宇宙人とかタピオカミルクティーとかラジカセとか何でも出てきます。
じゃっかん残酷表現や暴力描写が激しい所があるのですが、逆に「人形でそこまでゴアを徹底するとは」という技術的な凄さも兼ね備えた作品。わけのわからないパワーに満ちた一大エンターティメント作品なのです！
布袋戲豆知識：
劇集のOPを「片頭曲」、EDを「片尾曲」と言います。
■霹靂謎城之《九輪異譜》片頭曲【叱吒風雲】
トップバッターは2015年の劇集から。前作まで続いていた「創神篇」が終わっても相変わらず災難続きの苦境に、また新たな局面が……。
とにかく冒頭の仮面軍団が格好いい。
主人公・素還真（そかんしん）／麒麟星
ほか、
亂世狂刀（らんせいきょうとう）、
傲笑紅塵（ごうしょうこうじん）、
葉小釵（ようしょうさ）、
風之痕（ふうしこん）、
といった古くからいる有名角色の面々が豪華に勢揃い。仮面キャラの中にも「お前●●だろ！」って方がいて、ストーリーへの期待が高まります。
あと曲調が大変私好みなのも推しポイントですね。比較的歌詞が読みやすいのもありがたいです。乱世に梟雄起（た）ち、佛と魔、恨みと疑い、正邪は分かちがたく、私は誰？
■霹靂狼煙之《九輪燎原》片頭曲【一笑天下】
続けて九輪異譜の次シリーズから。直接の続編なので、さっきのOPに登場した人たちが数名登場していますね。え？ じゃああいつら死なないってネタバレじゃないかって？ 霹靂では死んだりよみがえったりがちょいちょいあるから、油断しないでいただこう！
ここのポイントは、なんといっても「えっ、あの世界そんなのも出てくるの!?」という各国の様子でしょうか。ギリシアの神殿っぽいもの、ヨーロッパの聖職者っぽいもの、SF感ある高い建物などなど。
神秘の異境「九輪天」には金騎帝國、魔息國度，近神天，欲沉輪、血歃族、戰璽境界、崇罪明邦、雀陵臺の勢力があって、かつては平和だったが九大勢力に分裂して……とかそんなお話。でも九つ目ってどれ？
■霹靂魔封第二片頭曲【末世蒼穹】
こちらは2018年11月からの比較的新しい作品。19年時点の最新シリーズ・霹靂靖玄録の前作です。公開時期は、ちょうど東離劍遊紀第二期の放映と重なっていますね。素還真の義兄弟（弟分）の古株角色・青陽子が主人公を務めており、素還真が一切登場しないシリーズとなっております。
また、古くから登場している「三先天」の劍子、龍宿、佛劍の三人も登場しているのですが、このうち劍子は嗜血者（吸血鬼）絡みで、靖玄録シリーズではとんでもないことに……！
■霹靂驚鴻之《刀劍春秋》第一片頭曲【刀劍心】
こちらは2012年の劇集『霹靂驚鴻之刀劍春秋』より。キョンシーだの馬車だの中華の神様っぽいのなど、色んな人がもりだくさんですね。
全身真っ白な「綺羅生」さんはファンの方をよく見かけるので、人気の高い御仁なのだなあ。確かこのシリーズの次作『轟動武林』が、東離劍遊紀の虚淵玄さんが初めて観た霹靂だったと思います。
■霹靂俠影之《轟霆劍海錄》片頭曲【崩天裂地】
2014年の劇集・霹靂俠影之轟霆劍海錄OP。間に挟まる轟動武林とかからも出そうかなと思ったのですが、これ！ と決めることが出来ず飛ばしました。霹靂剣蹤から入った私は「中元武林は白髪のイケメン集団」という偏見があり、白髪銀髪ばかりで見分けづらい！ と頭を抱えていたんですが、このあたりになるとみんなカラフルで大変よろしいですね。
■霹靂劍蹤片尾曲【買醉的人】
こちらはちょっと古めの劇集、2005年の霹靂剣蹤エンディングです。このしっとりと物悲しい曲が好きでねえ……。
『霹靂剣蹤』は前作まで出ていた宇宙人やら吸血鬼やらの話が一区切りついて、敵組織も全員人間で構成されていたりと、「武侠もの」の雰囲気が高く、人気が高いシリーズです。ソフト廃盤だけどね……！
WoDが刀説異數リメイクだったように、剣蹤もリメイクされないかなと少し思っているんですが、刀説異數から崎路人がかなり変わってしまったことを考えるとリメイクしなくてもいいかもしれない。またYou Tubeで配信が始まるといいんですが、それもまた遠い話です。
また、アップロード者が「霹靂院線台」となっておりますが、こちらは2017年12月に更新停止した霹靂公式関連のアカウントのようです。
■最後に
三千文字もないけれど、リンク貼りまくったせいで長い記事になりました。計画性のなさが透けて見えますね！ そしてED類が全然ないというタイトルに偽りありの内容ですが、EDはどうもしっとり物悲しい系が多く、OPのテンション上がるタイプの方にどうしても流れてしまうのでした。
台湾にはさまざまな布袋戲劇団があり、特に電視布袋戲では霹靂さん以外にも「金光布袋戲」があります。そちらも公式You Tubeチャンネルがあり、様々な動画が公開されていますので、いずれそのへも紹介していきたいですね！
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