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おばちゃん、だまる~アラカンの再就職その23

チーム異動して、鳴かず飛ばずを引きずっている営業職おばちゃん。

帰りの通勤電車でスマホを開くと、各社転職サイトが出現するので、ついついのぞいてしまう日々。かといって、どれもアラカンおばちゃんを欲するような内容ではない。まだ、時々メールが配信される派遣会社の方が現実味があるってもんだ。

このチームは頻繁にミーティングがあるし面談もある。面談ならまあ心のうちも少し明かすこともできるが、ミーティングはそうもいかない。

言っちまえー!とも思うが、会社人体質のおばちゃんには、なかなか無理な話である。年代といったこともあるのだろう。会社が右っていえば、「そっかー右なのか」と右を向く時代の会社員経験が長すぎるのだ。まあ、「おかしいな、、、左のほうが良くない?」と思っていても、とりあえず右を向く。右に突っ走って、失敗すれば会社だって気づいて修正をかけるはずだ。

やってみなきゃわからない

特に営業職初めましてのおばちゃんにとって、まわりの諸先輩方の意見は「そーなのかー。そーなのかー。」でしかなく、自分の意見が持てないでいる状況。

ばん!と言えるだけの実力や結果を出しているならともかく、なんの結果も出していないのに言えるわけないよなー、だし、どれが正しいのか判断すらつかないで聴いている。

結果を出し、実力のある方の意見は当然ごもっともに聞こえるし、事実、ごもっとも、なのだろう。ただ、おばちゃんもしかり、意見を言う人しかり、この会社では「アルバイト」という立場である。

まあ、アルバイトの意見をきいてくれる有難い会社といえば、そうもとらえられるかもしれないが、アルバイトってそこまで意見していいのか、と、その状況に逆にヒヤヒヤしているおばちゃんがいる。

大丈夫か?社員に対してその口のききかた。。。正しい意見だとしても、言い方ってもんがあるんじゃないか?きいていて、だんだんと、不安になってくる。

ついに、ある時にミーティングで、おばちゃんは一言も意見を発することができなかった。ただただ、黙ってきいていた。頭ばかりぐるぐるして、本題以外のことまで心配して、疲れてしまって、思っていることも言えないでいた。言ったところで、もあるし、既に代弁してくれた内容もある。おばちゃんが追い打ちする必要もない。言わない限り、おばちゃん自身の意見、とはならないが、黙るほかなかった。

ちょっと情けなくもあったが、それだけまわりに圧倒されてしまった。今時の会社ってこんな感じなのだろうか。ここがめずらしいのだろうか。

とりあえず決まったことを決まったようにやるほかない、その立場でいようと、また黙るおばちゃんであった。

☆☆☆☆☆

なんだか、皆さんうっぷんが溜まっているようです。わたしも無いわけではありません。皆さんは結果を出すがために意見しているのだから素晴らしいです。

わたしには結果の出し方がわかりません。独自路線で結果を出す人、会社の指示内で結果を出す人、様々です。総じて、独自路線の方々のほうが営業的で結果がのびているのは事実です。それを標準化することはできないし、標準化されたところで、独自路線の方は変わらないでしょう。それで結果が出ているのに、なんで変えなきゃならないの?と思うでしょうし。。

1年がんばってみました。我ながら初めてのこの職を1年やったことを褒めてやりたいです。この先、契約がどうなるかはわかりません。だんだんと諸条件が厳しくなるのでは?というウワサもでているので、岐路があるかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。

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