何か夏休みらしいことを、と映画館へ

何十年かぶりの夏休み。なんにもめぼしい予定をつくらずに迎えております。もはや後半になり、しのびよる出社の足音を感じつつ、、、時折、休み明けからの仕事の取り組み方なんぞが頭をよぎっては「休むんだぞ」とはらってすごしています。

おばちゃん編の夏休みにしようかと思ったのですが、とにかく観た映画がデトックスになったので個人モードのほうで書くことにしました。

今夜、世界からこの恋が消えても

道枝くん（神谷透役）と福本莉子ちゃん（日野真織役）という美しいふたりの俳優さんが主演となる映画です。道枝くんはジャニーズのなにわ男子のメンバー。ドラマ「母になる」の子役の時に「関ジュにこんなかわいい子がいるんだ～」とこっそり推しておりました。

ネタバレ含むでいきます。真織は交通事故の後、一晩寝ると記憶がなくなってしまう「前向性健忘」のため、毎晩日記をつけ、朝起きると日記を読み返して記憶をつなげて生活する高校生。透は友達をいじめからまもるために、真織にうその告白をするけれど、真織は３つの条件をつけてOKします。
嘘から始まった恋だけど、本当の恋になっていくふたり。全てを知っているの真織の親友の綿矢泉（古川琴音さんが演じています）が、支えつつ背中を押しつつ、高校生活がすすんでいくのですが、心臓が弱かった透は突然死をむかえます。
透は泉に、自分がいなくなった時は真織の記憶から自分を消してほしいと頼んでおり、日記の「透くん」をすべて「泉ちゃん」に改ざんし、真織は泉との思い出を蓄積して、高校卒業します。
やがて、真織の病気も少しづつよくなり、前日のちょっとした記憶が残ってくるようになります。それでも空白の期間は戻ることはありません。ただ、美術部だった真織が描く絵は、知らない男性のデッサンばかり。
そして、泉は真織に日記を、記憶を、改ざんしたことを告げる日がきます。真織の部屋に入った泉は、その絵が透であることに驚くのです。それが、日記の「透くん」であることを真織は知りますが、かえってこない記憶でしかないことを受け止めつつ、美大進学を決め未来にむかってすすみ始めます。

ふー。かいつまんでこんな感じでしょうか。映画は時間軸が前後し、いりくみながら進むので、ちゃんとしたお話は原作を読んだほうがよいかもです。

正直、当日まで行くか行かないか迷いました。いつかテレビでやりそうってやつです。「前向性健忘」を鍵としたお話はけっこうあるやつで「な～んだ」になるのも嫌でした。映画館寒いし、高いし、出かけるの暑いし、と自分を行かない方向へむけていたのですが、水曜日の安い日に行くことは夏休みの醍醐味。と、わりきってみて開演1時間前に座席予約して、出かけてみました。

いざ、大きなスクリーンでみる道枝くんと莉子ちゃんは、美しい映像の中で輝いていたし、姉役の松本穂香さんの凛とした居ずまいも潔かった。このてのモノにありがちな「え？」は見事に良い方に裏切られた感じでした。号泣してしまったのは、泉役の古川琴音さんのせいだと思っています。

全部を知ってる、そして背負っている泉を演じる彼女の演技が、別世界にいるふたりではなく、現実世界を生きている者としてしっかり観る側に刻み込んでいくんです。

古川琴音さん、今晩のNHKドラマ「アイドル」で主演されるのでとても楽しみです。今日8月11日の19時30分からです。録画セット済みです(笑)「アイドル」は、そのストーリーがおもしろそうで録画セットしていたのですが、セカコイつながりがあるとは。。
そして、NHKさん、またやりましたね。総合テレビは73分、後日放送のBSでは89分番組になっています。8月29日の録画し忘れそうです。。。

とにかく、映画館で泣くのは「鬼滅の刃　無限列車編」いらいです。あちらは嗚咽に近かったですが、今回はじわりじわりと涙があふれてくるタイプ。

泣きたいようなことがあっても、まだまだ、このくらいでは泣くまい、とこらえてしまうわたしです。勝手に出てくれる涙はデトックス効果もあります。

思い切って観に行ってよかったです。夏休みにお出かけしての良い思い出ができました。

夏の思い出になる予定だった、なにわ男子のコンサート。当選していた公演が出演者陽性で中止、振替日も決まっていますが、かなり先の話。今後は、事務所の方針として、グループ内に陽性者が出た場合でもコンサート決行が発表されています。すでにセンターなしの公演がいくつか発表されている状況。

この先もまだまだわかりません。できることならメンバー全員がそろってステージに立ってくれていることを祈るのみです。

なんか、あちこちにとんでおりますが。。。

お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。