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『 であったこと』 制作日記 vol.26

2020.2.21

 メイク担当していただく怜さん登場。役者の誰よりも「役者が稽古場に入ってきた!」感が強くて笑ってしまう。雰囲気が軟らかくなる。優大さんとのコラボ写真集を見せてもらった。お世辞抜きでめちゃくちゃよかった。優大さんがよいのはもちろんなんだけれど、そういう表情を引き出せるカメラマンとメイクの腕の良さが際立っている。よい雰囲気の撮影現場だったんだろうなと思った。「 であったこと」の会場で販売予定。お客さんにお披露目するのが楽しみ。

今日は本番中の森脇、優大、お吟さん以外のみんなでクライマックス前のシーンを決めていく。迷っていたら「こう動かすのは?」「じゃあいっそこうしたらどう?」みたいな意見をぽんぽん役者が出してくれる。「とりあえず出そう」みたいな姿勢があって本当にありがたい。「これはないやろ~」みたいな意見の中からも使える原石みたいな動きが混ざっていたりして聞き逃せない。

そういえば、動きが一個決まるたびに「いえーい」「いいじゃーん」とか言って演出と役者でぱちぱち拍手していたら、岡本さんが「一個段取り決まると拍手起きる稽古場(笑)」と言っていた。ええ、みんなやさしいです。

欲を言うと今日最後まで動きをつけ切りたかったがダメだった。無念。最後らへんまではいけたんだけどなあ…。稽古終盤に、今日終わらせたすぎて、一回も決まってない動きを「もっと早く」みたいな指示出してしまった。いや、動き決める段階で早回しはむりやろ…と後から自分につっこむ。ちょっと、いやだいぶ焦っていたかもしれない。役者さんごめん。

執筆:私道かぴ
撮影:北川啓太

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