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『 であったこと』 制作日記 vol.20

2020.1.25

「無言劇」とうたってしまった手前集客が不安すぎてインタビューを受けるなど。

「なんか格好つけてると思われたら恥ずかしい…」と今までメディア系のもろもろを避けてきたのだけど、昨年くらいから突然抵抗がぐっとなくなった。たぶん自分に対する執着がなくなったんだと思う。かなり大雑把に言うとしたら、「書けるのなら、どう思われてもまあいいや」という気持ち。大人になったのだろうか。

そういえば中村彩乃から「これから記者会見は岡本さんと二人で出てね」と言われた。「二人でやってますってちゃんと見せて」。ますます木皿泉みたいになってきたぞ。

夜、安住の地メンバー全員でテーマパーク的なところに行くが、なぜか私がみんなを先導していく係になっており、その都度めぼしのアトラクションの前で解説するけどみんな全然興味持ってくれない……という夢を見た。ただただ悪夢だった。
もしかしたら今、結構稽古場にプレッシャー感じてるのかい…?と自分にびっくりする。

最近「脚本を早く書かなければ」という気持ちが強すぎて、関係ありそうな本ばかり手に取ってしまったり、その一方で「自分の中から出さねば」とむりやり言葉や案を絞り出そうとして苦しくなってきた。だんだん脳内の余裕がなくなっている気がする。しばらく置いておく時間が必要だと思って本屋で全く関係のない小説を二冊買った。みんなには「1月中に脚本上げます」と言ってしまったのに…と思いながら、深くはないようにして本を開く。

執筆:私道かぴ
撮影:北川啓太

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