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リスニングその2:エジさんが来る

アメリカ人のエジさんは今日も喫茶店『ボストン』へ。女性客がコーヒーゼリーを食べています。

「あ、僕もコーヒーゼリーをもらおうかな」

この女性も『ボストン』の常連客のようで、エジさんは見覚えがありました。「そっちに行ってもいいですか」女性がエジさんの席を指さしました。

「ああ、どうぞどうぞ」
「私も英語を勉強中なんですけど、この前、エジさんがマスターとリスニングの話をしているのを聞いてたんですよ」
「そうでしたか」

「あのとき、エジさんは『知ってる単語なら聞き取れるはず』と言ってたでしょ。でも私は無理なんです。それはどうしてでしょう」
「ああ、そういうことですね。もう少し詳しく説明しましょう。知っている簡単な単語が聞き取れないのは『音声変化』があるからかもしれません」
「聞いたことはあります」

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エジさんという人が、役に立たない英語を教えてくれます。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。