私の方法:エジさんが来る
責任転嫁だとはわかりつつ「学校の先生が面白かったら、もっと勉強ができていたのではないだろうか」と思うことがあります。それに気づいたのはつい最近、YouTubeで英文法を学び始めてからです。学校の先生は決められた授業のカリキュラムをこなすことが仕事なので仕方ないのかもしれませんが、特に英語という実利的なツールの意義を考えると疑問が生じます。
下世話な喩え方を許してもらえれば、一度もケンカをしたことがない人がケンカの方法を教えるようなものです。率直に言って英語圏の人とまともに英語で議論ができるレベルの英語教師はどれくらいいるでしょうか。YouTubeで講義をしている人々は、学校の先生とは順番が反対です。英語の能力があるから「教えるようになった」のです。できる人だから教え方が本当にうまく、中学生の頃にこの先生に習っていたら、と思うことばかりです。だからといって公立の学校すべてがそういう人を雇えばいいとは思いませんが、やはり一度もケンカをしたことがない先生がケンカの強い生徒を育てるのは不可能でしょう。
私はいつもそれを自動車教習所と比較します。10年も教習所に通ったのに、坂道発進もできず、免許が取れないような生徒を卒業させていると考えたら、それは教習所と言えるでしょうか。10年近く英語を勉強したほとんどの日本人は外国人に簡単な道案内すらできないのが現状です。何十年も外国に行って仕事をしてきた私もご多分に漏れず通訳頼みでしたが、直接のコミュニケーションをとりたいという欲求から、この歳になって必死に勉強を始めました。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。