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頭がいいとはどういうことか:PDLB

誰にでも等しく与えられている情報があるとき、それをどう解決に結びつけていくかが頭の良さと関係していると思います。あるロケでホテルに泊まり、アシスタントの若い男性が私の荷物を持って部屋まで案内してくれたことがありました。仮に私の部屋を「1013」だったとします。彼は左右の部屋番号を確認しながら歩いて行くのですが、右側が奇数、左側が偶数でした。

彼は目を皿のようにして「1013」を見つけようとしていますが、ここで処理すべき問題は、「偶数が並んでいる左側はすでに確認する必要がない」ということです。彼が仕事のできない人であることはこれですぐわかりました。少ない情報から法則性を見つけ出すこと。仕事で大切なのはこういう無駄のない情報処理の能力です。ちなみにその彼は撮影のときもファスナーが閉まっているかを確認せずに私のカメラバッグを持ちあげて、中のレンズをすべて砂浜にぶちまけるという失敗もしてくれました。一事が万事です。

ある数学者が子どもの頃の話。先生が出した問題に一瞬で答えたという逸話が好きなのですが、それが以下の問題です。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。