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五合目のポイント消費:PDLB
二極化する消費の解消。ただ「二極化している」と分析していても何も始まらないので、具体的にはどういう方策を取ればいいのかを「PDLB」のメンバーと考えてみたい。
「高額商品は売れ続け、低価格商品とサービスは堅調だが、その中間点が見事に抜け落ちている状況」を憂慮した、白田秀彰さんの「文化不況」を読んだ。これが書かれたのは2003年だというから、状況が何も変化していないことに驚かされる。まず読んでみて欲しい。
ここで書かれている「教養の欠如」については、一朝一夕にどうなるものでもない。凹んだグラフのフラットな中間域をどうにかして持ち上げる方法はないものか。それは旧来型のビジネスを復活させることではなく、まったく新しいことなのかもしれない。
今は3000万円の時計が売れ、30000円の時計も売れる。しかし昔ならちょっと奮発した気分としての需要があった50万円程度のゾーンは壊滅状態だろう。極端な世界では、もうそれを買う意味(物語)がなくなっているからだ。
喩えが正しいかどうかはわからないが、高級ロードサイクルがある。趣味の人々は惜しげもなくこれを買う。数十万円から数百万円のものがある。そして近所に買い物に行ければいいだけのためのママチャリがあり、このふたつを両極とすると、新しく電動自転車があらわれた。これは自転車の「連続した質」の問題ではなく新しいジャンルの誕生とは言えないだろうか。性能に納得して必要だと感じれば、高級ロードサイクルともママチャリと比較するまでもなく買うだろう。
もしかしたらこういうことが「五合目」のポジションになり得る気もしている。
というわけで、両極を隙間なく埋めることはできないが、中間点の狭い範囲になら暫定的なピークポイントである「五合目」を作れるのではないかという考えを検証したい。
何かそのヒントになる考えを持っているメンバーはコメント欄に書いて欲しい。よろしくお願いいたします。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。