博士の普通の愛情:火宅の人
『火宅の人』を観ました。
恋愛というのは人それぞれが特殊な価値観で判断しますから、すれ違うことも多いですね。それは当然のことです。
火宅の人、である主人公の桂一雄はもちろん作者である、檀一雄です。本は若い頃に読みましたが映画は初めてです。率直な感想を言えば、あの小説を20代で理解できるはずがなかった、に尽きます。
主人公は40代、今となっては俺より年下です。
檀一雄の実際の娘である檀ふみさんも母親役で出演しています。これはなかなかに複雑な気もしますけど、女優というのは自分の父親の物語であっても客観的に演じられるのかもしれません。
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。