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アメリカンスタイル:PDLB

とても面白い記事を読んだ。

P&Gスタイルのマーケティング理論が丁寧に書かれていて、これからマーケティングをする人にも、すでにしている人にも参考になることがたくさんあるだろうと感じた。

P&Gは、日本で言えば「花王」などとポジションが近いのだろうか、アメリカの日常生活のほぼすべてに入り込む一般消費財商品群を扱う巨大な会社だ。自分に欠けている視線であると特に感じたのが、すでに行き渡っている商品をいかにして売るかという部分。

この分野で一番科学的なアプローチをしているのがアメリカで、統計や高度な心理学を応用した手法は、ある種の「学問」と呼んでも差し支えがないと言える。P&Gなどの製造会社、それを販売するスーパーマーケット、膨大な商品を選択する消費者、どれも日本とは成り立ちやスケールが違っている。

去年「Target」に行ったくらいで、Wegmans、Publix、Walmartなど変化の激しいスーパーマーケットの趨勢についてはまったく疎いので何も言わないが、ヨーロッパ系のスーパーマーケットとはマーケティングスタイルが大きく違うことがわかる。ここについては次回アメリカに行ったときに勉強してこようと思う。

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恥ずかしながら「自分に欠けている」と書いたのは、飽和している商品領域を扱った経験が少なく、どちらかと言えばそこは苦手としている。素直に言ってしまうと、自分の購買行動とまったくリンクしないからだ。消費者として一般消費財についての知見がなさ過ぎるので、レッドオーシャンである製品のロジカルな選択にも、エモーショナルな興味にも自信が持てない。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。