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モテの独占:博士の普通の愛情

あまりないことなんだけど、昨日は恋愛の話をした。

とても素敵な女性なのにかなり長い間、彼氏がいないのだという。「いい人がいたら紹介して欲しい」と言われても、いつもこういう時に思うのが、仕事ができて経済力があって性格のいい見た目のいい独身男はいない、ということだ。

仕事ができなくて経済力がなくて性格がいいというほどでもない、という男性はたくさんいるだろう。確実にいるのだ。

彼女が求める男性の条件は「クリエイティブな才能や、生き方を尊敬できる人」らしいが、その条件を満たす人はおそらく終始モテまくっているに決まっている。彼女がいるか結婚していて、結局のところそのたぐいの男性が世の中の「モテ」を独占していることは容易に想像できる。

男女問わず、その間隙を縫って「いかにして理想の相手を獲得するか」に時間を使うのだろう。そして時間を使いすぎてしまう。

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写真やデザイン仕事のアシスタントを探すときもまったく同じで「仕事ができる人でまだ世の中に出ていない人」というのは、雇用する側の矛盾した都合のいい希望なのだ。ある程度の経験があってアシスタントをキッチリこなせる能力があるくらいならとっくにフリーランスになっている。

そのあたりのどうしようもなさがわかっているから仕事でも恋愛でも、じゃあいい人を紹介するよ、なんて気安く請け合うことができない。

ではどうすればいいのか。

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恋愛に関する、ごく普通の読み物です。

恋愛に関する、ごく普通の読み物です。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。