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時計は速度を上げない:PDLB

日本国内の格差がリアルに見えてきました。伊勢丹新宿本店の買い上げシェアのうち約50%は上位5%の顧客に支えられ、外商顧客は50代以下、30〜40代の顧客が目立ってきているようです。さらに三越伊勢丹ホールディングスは5月、新しい「企業理念」の制定をしました。

こういった理念の特徴として「抽象性が高く、あまり具体的な方向は見えてこない」のですが、この時期にブランディングを整理しようという意図そのものはわかります。いつくもの百貨店がまとまってできた三越伊勢丹グループのような企業は、それぞれが伝統的に持っていた企業風土などのコントロールが難しいことは想像に難くなく、三越と伊勢丹独自のマーケティングデータなどをスムースに一本化することが急務ということでしょう。

ブランドを作る上で「どうしても変化させられない部分」を認識して精密に選り分けたことがあるでしょうか。ここが盲点でもあります。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。