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英語を学ぶべきふたつの時期:Anizine

英語の勉強をしている。毎日3時間くらい、英文法を一から学び、外国のニュースやインタビューを見てリスニング。写真家の、撮影についてのテクニカルな動画を見るのはどちらにも役に立つので一石二鳥だ。

気づいたことがある。こどもは何も考えずに言語を習得するからいいとして、中学生って日本語もまだおぼつかない時期には、不定詞の形容詞的用法なんてわからなかったんじゃないかということだ。それが、膨大な量の日本語と英語の蓄積を持った今なら驚くほど簡単に頭に入ってくる。つまり、外国語を勉強するなら物心つかないうちか、それなりの年齢になってからの方が効率がいいんじゃないかと感じる。

日本には中途半端に各国の外来語が入って来ているから、大人になるにつれ間違った知識を憶えてしまうというマイナス面もある。だからそれまでわかっていると思っている英語の知識は一旦リセットし、恥ずかしいことだけど中学一年生からの英文法をまっさらな気持ちでやり直している。

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英語を使う目的もかなり大事なんだけど、レストランでオーダーしたり、ビジネスをする程度の英語ならすぐにできるようになる。でも俺の目的は、自分が日本語で考えている抽象性の高いニュアンスと同レベルの言葉を英語で話すこと。つまり日本語でも英語でも同等のアウトプットができるようになりたい、ということだ。これは途方もない目標ではある。いつも思うんだけど、言語というツールは車みたいなもので、運転は誰にでもできる。目的地に到着することもできる。しかしラリーやF-1と同じことをしているかと言えばそうじゃない。

どうせなら楊逸さんみたいに、母国語ではない言葉でその国の文学賞をとれるようになりたい。

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Anizine

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写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。