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ボカロは初音ミク、じゃあ生成AIは誰?:アニメ業界ニュースまとめ#6

今週もアニメ業界ニュースをキュレーションしていきます。


今週のホットトピック:ボカロには初音ミク、VTuberにはキズナアイがいた。では生成AIには誰がいる?

ボカロには初音ミク、VTuberにはキズナアイがいたのだから、生成AIにも代表的なキャラクターがいてもいいのではないか、というアイデア。

ここで疑問なのだが、初音ミクやキズナアイはどのような経緯で生まれたのだろうか?

元々、VOCAROIDはヤマハが開発した音声合成技術で、それに対するバーチャルシンガーとして、クリプトン・フューチャー・メディアがピアプロキャラクターズを発売。その中に初音ミクがいた。

一方でキズナアイは、Activ8株式会社で制作されたバーチャルYouTuberだ。Activ8の経歴を見ると、まさにキズナアイのためだけに創業された会社であることがわかる。

そう考えると、生成AIを代表するキャラを作るのであれば、"技術"を代表するキャラを作るという点で初音ミクを参考にすべきだと思う。つまり、VOCAROIDのようなサービスに乗っけて、キャラクターを広布する必要がある。

そのサービスの候補としては、NovelAIやniji・journeyが挙げられるだろう。つまり、添付の記事のように「作品」で生成AIを代表するキャラクターを作るのは、ちょっと違う気がする。サービスや商品の表紙として提供すべきだろう。

コンテンツビジネスラボ「リーチ力・支出喚起力ランキング」を発表

ここで注目したい数字は2つ。まず「1年間のコンテンツへの平均支出金額」が過去10年を通して横ばいなこと。これは、ファンによる消費が拡大していないことを示す。

そしてもう1つは、作品によって支出喚起力が大きく異なること。例えば、リーチ力ランキング上位にいる『SPY×FAMILY』は、支出喚起力ランキングにランクインしていない。一方で、リーチ力が455万人の『機動戦士ガンダム』が、リーチ力1,011万人の『鬼滅の刃』に比べて、約2.5倍の支出喚起力を生み出している。

映画『ルックバック』成功から浮かび上がる、集英社の思惑とは

読み切り作品のアニメ化の可能性を指摘している記事。たしかに読み切り作品であれば、尺が短いため、その分だけ品質向上に努められる。

高知市にアニメクリエイターの複合施設、市内中心に8階建てスタジオ・ギャラリーも

高知市にアニメーターのための複合施設が建造されるらしい。以前より高知はアニメ制作に力を入れており、それがある程度形になっているということなのだと思う。はたして地方分散は進むのだろうか?

ソニーの海外アニメ配信サイト「クランチロール」会員数が1,500万人突破 漫画家起用したリブランディングも実施

北米圏向けアニメ配信サイト「クランチロール」の会員数が1,500万人を突破。

ちなみにU-NEXTの会員数は2024年5月時点で434万人。そう考えれば、1,500万人というのが非常に大きい数字であることがわかる。

アイマスにFGO…大手スマホゲームが続々と“独自決済”を導入するワケ Apple税回避で好影響与える兆しも

これに関しては、本当にApple税金を撤廃して欲しいと思う。ユーザー目線で言えば、やはり外部のWebサイトに移行する必要があるのは面倒だ。

ただし、DMA(デジタル市場法)などのプラットフォーマーに対する規制が強まっているので、Apple税が撤廃されるのは時間の問題ではないだろうか。

クレカの規制問題に新展開?一部サイトでVISA取引が再開 直近には自民議員が米国本社に直接交渉

どうやらVISAの取引が再開する兆しが見えてきたらしい。コミケ直前に騒動になったVISA撤退問題が解決されるかもしれない。

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