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アニメーター志望におすすめのアニメ③:映画大好きポンポさん

アニメーターに限らず、クリエイターにおすすめのアニメが『映画大好きポンポさん』です。

本作は2021年に公開されたアニメ映画で、『夏へのトンネル、さよならの出口』でアヌシー国際アニメーション映画祭の特別賞を受賞したことで話題になったCLAPがアニメ制作を担当しています。

この『映画大好きポンポさん』は「オタクや引きこもりなどの陰キャだからこそできるクリエイティブがある」ということを教えてくれる稀有な作品です。引きこもりは、現実から逃避するために、自分だけの世界を作り上げ、妄想を繰り返します。この体験が、作品作りにおけるクリエイティビティに繋がり、結果として優れたクリエイターになれる!

というのが本作が示そうとしているメッセージだと私は考えます。

これはあくまでも私の個人的な考えで、でも多分合っていると思うのですが、世の中のアニメーター及びイラストレーターの多くは、どちらかと言えば陰キャに属するのではないでしょうか。でも、本作から言わせれば、それは当然だと言えます。なぜなら、アニメーターとイラストレーターに求められるクリエイティビティは、引きこもりや現実逃避によって育まれるからです。

『映画大好きポンポさん』は、作品そのものもかなり尖っていまして、キャッチコピーで「幸福は創造の敵」とまで言います。でも、これも実に的を得た言葉で、たしかに映画や音楽は、社会が不安に陥っているときに急速な進化を遂げます。

何よりも、ネガティブな力をクリエイティビティというパワーに変換し、社会をもっと楽しくしようという「なんだかんだでポジティブな雰囲気」がポンポさんから溢れ出していて、たまりません!

アニメーターに限らず、全てのクリエイター、それどころか全ての陰キャの方々にもおすすめできる非常に良質なアニメ映画だと思います。

次回に続きます。




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