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塩田千春 つながる私(アイ) @大阪中之島美術館 に行こう!

2024年9月14日から12月1日まで大阪中之島美術館で塩田千春の個展が開催中。16年ぶりの大規模個展のようです。

塩田千春の作品を意識し始めたのは2015年ヴェネツィア・ビエンナーレの日本館での作品でした。

左:ヴェネツィア・ビエンナーレの鍵の作品
中:そこで売ってたトートバッグ、今は巾着袋として使っている
右:ヴェネツィアで食べた激うまパスタ

僭越ながら、ここおもしろかった〜を3点ほど。

1、ギガインパクト スタートダッシュ

エスカレーターで5階に上がると

会場前なのに展覧会が始まっています!
赤の迫力がすごい。赤というよりも赫って感じです。
実際に会場で体験してみてほしいです。

さぁ、会場入り。

展示室いっぱいに蜘蛛の糸を張り巡らしたような作品に出迎えられました。
ひんやりとした空気が静けさの中に漂っています。

赫と白の対比にやられました•••!

次の展示室には何があるのか⁉︎というワクワク感でいっぱいです。
展覧会のツカミとしてはパーフェクトだと思いました!

2、ドキュメンタリー番組をみたような

「塩田千春クロノロジー」という資料映像。
これまでの塩田千春さんの作品を塩田千春さん自身が解説している映像です。

28分50秒という決して短くはない時間。
こういう映像資料は途中で席を立ってしまう人も多いですが、ほとんどの人が28分50秒全編に魅入っていました。

塩田千春さんの哲学や各作品を制作した時の状況、感情がすごくわかりやすくて。言葉選びや言語化がお上手。

ドキュメンタリー番組を1本見終わったような充実感と満足感です。

3、最後まで見逃すなかれ

数々の巨大な作品をどうやって制作しているのか。すごく気になります。

グッズ売り場をぬけると、映像資料があとひとつ。ベルリンの自宅、アトリエ、今回の展覧会の準備の様子などが収められています。

この映像資料も見所たっぷりでついつい魅入ってしまいます。映像が流れているエリアの柱には塩田千春さんが描き下ろした作品がひっそりとあるのでお見逃しなく。

描き下ろし作品

4、まとめ
作品の観応えはもちろんですが、ここまで映像資料に魅入ったのは初めてのような。

「アーティストが何を考えているのか」がダイレクトに伝わってきて、現代美術ってよくわからんって人にも、人にこそおすすめしたい展覧会でした。

ここまで読んでいただきまして、Dank u wel !!

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