見出し画像

バービー、love!

子供の頃の楽しみは、木登りとバービーちゃんと遊ぶ事だった。でもアメリカ製のバービー人形は、ものすごく高価で、とても我が家で買える玩具ではなかった。でも友達のヨッちゃんは、地元でも有名なお金持ちの子だから、衣装もたくさん持っていた。二人で、着せ替えてなんやかやストーリーを作って遊ぶ。50〜60年代の良きアメリカンライフのシンボルだったバービーは、私の憧れだった。TVドラマはアメリカ製ばかりだったし、家は広くお庭もあってキレイだし、パパやママは優しくて良い人だし、冷蔵庫など日本製とは比べものにならないくらいデカイし、たいがい主人公は金髪で青い目をしていた。何年か前、フロリダに行ったとき、「トイザラス」に入って仰天した!心臓が止まりそうになった!なんと20mくらい先まで棚の両サイドが全てバービー人形なのだ!黒い髪、肌、瞳のバービーまである。そして大人なのに、そこからなかなか動けなかった。一つひとつ全部見ないと帰れない。それくらい、私の心の奥底に「バービー人形=良きアメリカのイメージ」が浸透していたのだ!おそるべし、子供への影響。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?