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メンタルを強くしたいなら、その前に、弱くなる○○習慣を止めればいいだけの話。(2)

前回に続いて、拙い文章にお立ち寄りいただきありがとうございます。

メンタルが弱くなる悪習慣

前回に引き続き、メンタルを強くするにはどうすればいいのか、その前にメンタルが弱くなる悪習慣を止めればいい、それだけで相対的に強くなったことになる、というお話をしてみようと思う。

前回は、他人の言葉や評価を鵜呑みにしてしまう、他人の顔色をうかがう、他人と比較してへこんだり嫉妬などで自分を下げてしまう、などについて書いてみた。

これらの他に、メンタルを弱くしてきた悪習慣にはどんなものがあるのかと言えば、現状維持、どうにもならないことに悩む自己嫌悪の癖、という悪習慣がある。

それでは現状維持について考えてみよう。これはまさしく、普通の人が普通に気づかずにやらかしていることだ。

現状維持は、可もなく不可もなく、悪くなるよりいいじゃないかと思うかも知れないが、実は大きな勘違いをしているのだ。

毎日同じような繰り返しで現状維持しているということは、言い換えれば全く成長していないことになる。成長しないということは、枯れてしまう植物と同じ。稲はどんどん成長してこそ、「実るほど首を垂れる稲穂かな」となる。

どんなことでもいい。新しいこと、ひとつでも何かを始めればいい。例えば読書でもいいし、外国語の勉強なんかすごくいいだろう。続けること、それが成長し、喜びにもなるし、楽しみにもなるし、心の支えにもなって生き生きと豊かになれる。もうこれだけでもメンタルがひとつ強くなったことになる。

でも、誰にでも三日坊主なんてこともあり得る。そうなるとやっぱり自分はダメな奴って、却って落ち込むんじゃないのか? という疑問なんだけれど、そんなこと心配しなくていい。

もし、読書が続かなかったら、こう考えればいい。読書は自分の性に合ってなかったと前向きにとらえておけば、何かの話題で、「そう言えば○○という本はこんなことが書いてあった」などと、ひとつの知識として得られたことになる。

要は何かに挑戦することが重要なんだ。「好きこそものの上手なり」ってことで、どんなに小さなことでも挑戦してみることは、成長につながるし、それはもう立派な強いメンタルを保つひとつの要素になっていくのだ。

もうひとつ悪い習慣の中で、どうにもならないことに悩む、について考えてみよう。

例えば上司の叱責に落ち込んで悩むとか、友達と思ってた人に酷いこと言われて傷ついた、とか、挙げればキリが無い。つまり、他人と過去は変えられないということなんだけれど、そんな「変えられないこと」にいくら悩んでも仕方ないのだ。仕方ないことにグジグジ悩んだって、それこそ時間の無駄ってこと。

つまりどう考えれば良いのか、それは「変えられること」を考えればいい。簡単な方法は紙に書いてみると実践しやすくなる。

変えられないこと・・・上司の口癖、上司の性格、上司を辞めさせる、こんなことは変えられない。

変えられること・・・人間関係の勉強をする、部署を変えてもらうよう人事に談判する、上司と上手くやってる人にコツを聞く、今よりもっといい会社に転職する。

このように自分から進んで動くということは、自分次第で人生は変えられる可能性が高くなるというもので、いわゆるアドラー心理学の言うところの「自己決定性」というもので、自分で決める、自分が変わることで弱いメンタルも強く変化させることができるのだ。

それともうひとつ、自己嫌悪の癖について考えてみよう。これはネガティブな人ほぼ全員が持っている悪い癖だ。ネガティブだからメンタルが弱いってことになるのだが、文字通り自分のことを嫌ってしまうこと・・、これは実におかしな話だ。

自分の言動において、何でこんなことしたんだろうとか、何で自分は、何で、何でと、自分を責めてしまう、こんなはずじゃなかった、とまさしく負のスパイラルにおちいってしまうのだ。

まず、これを断ち切るには、自分の嫌いなところを全てリストアップして書きだしてみるといい。明確化すればそれらをひとつひとつ客観的に見ることができる。

そして、もう一人の自分をキャラ化して、ダメな自分を責めることではなく、改善するように提案してみるのだ。考えながらこうすればいいな、と、そうすればできることが一つ増え、二つ増え・・、なんだ自分にもできるじゃないか、と自信がついてくる。自信がつけば自分が自分を好きになれるはずだ。 

是非、前回(1)を含め、是非、実践してみてください。きっと強いメンタルが育っていくはずです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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