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【超基本!の、てにをは】その2

【1-1】液体/ガラスを通した歪み 液体ごし、あるいはガラスごしに見えて、向こう側の像が歪んで見える表現があちこちで確認できます。 画像はジーナのグラスにワインが注がれて、ジーナの像が歪んで見えています。


【1-2】液体/ガラスを通した歪み これは歪んでいては使いものならない照準器のレンズにフィオの像が映っています。細かいところまで工夫されています。


【1-3】液体/ガラスを通した歪み ランプのガラスの歪みでポルコの姿がゆがんでいます。感じがよく出ています。


【1-4】液体/ガラスを通した歪み ポルコの隠れ家でのフィオの平泳ぎ。 宮崎アニメでこんな本格的な泳ぎの姿が描かれてるってありましたっけ? 注目すべきは水面下の姿の処理。これは一枚絵のセルでしょうか?


【1-5】ガラス窓の縁の表現がセル画と背景で描き分けられいます。 デジタルだったなら表現は統一されているでしょうね。


【2-1】全セル空間。「全セル」とは、通常セル画と背景美術で組み あわせるところを、背景もセル画にして、画面全体をセル画にしてしまう表現。


【2-2】これも石畳が全セル。デジタル時代にこれはもうやらないのでしょうね。もったいない。


【2-3】セル画での描き分け、その質感の違い。 描くべきところでしっかり描き、あとは簡略化した表現に。 ジブリ作品だからといって何から何まで丁寧ではないのです。


【3-1】「運動の複数性」。 というと大仰ですが、「いろんなものが、わちゃわちゃ動いていると、それだけで楽しい」。 「似た者同士がわちゃわちゃ」動いています。


【3-2】飛行艇の「運動の複数性」。 乱舞する戦闘シーンと整然と飛ぶ弔いの飛行シーン。 「運動が複数」と言っても色んなパターンがあります。


【4】サブ操縦席?から出てくるフィオ。
「壁面から何かが出てくる」ってなぜか楽しい。


ということで、『アニメの、てにをは』【超基本】の見方、第二弾でした。
次回第三回で終わりにします。
第三回はちょっとボリュームありますよ。
お楽しみに。

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