機動戦士ガンダムSoul 第17話「命」
烈火と紅蓮の戦闘は、剣による斬り合いが5分以上続いていた。お互いに相手の強さがわかっているだけに、なかなか懐に入り込めない。
しかし、この状況に嫌気が差した片桐が「死ね!」と言うと同時に、無数の炎が烈火を襲ってきた。
さっきの倍以上の数だったが、僕は炎の壁を作り、矢のように降り注ぐ炎を防いだ。
紅蓮の激しい猛攻に、僕は耐える事しか出来ない。みるみる内に烈火の装甲が剥がされボロボロになってゆく。
このままじゃ...そう思った僕は紅蓮のいた方向を見た。
「消えた!?」
襲い掛かる炎に気を取られていた僕は完全に紅蓮の姿を見失ってしまった。
―――何処に行ったんだ!?
僕がそう思った瞬間、突然、後ろから紅蓮の炎の剣が飛んできた。さっきの攻撃を仕掛けると同時に烈火の後方に回り込んでいたんだ!
僕は、かろうじて避けると、烈火の体勢を立て直した。最初に戦った時は、圧倒的な力の差を見せ付けられた紅蓮と互角に渡り合う烈火。しかし、戦闘は、どちらかと言えば、紅蓮が押し始めていた...
「フハハハ。いいぞ。マサキ君。今の攻撃をかわしたのは、君が初めてだ。やはり、肉親で造られたコアメタルは最高だな!」
突然、狂ったように片桐は笑う。
「どういう意味だ!?」
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子供の頃からアニメが好きで、そのまま大きくなった40代です。(*´∀`)♪懐かしいアニメから最新のアニメまで、何でも見てます。