東京にこだわる、けどお金がない問題

社会人になって、ここ2年ぐらいずっと悩んでいること、東京にいたいけど、お金が足りないこと。家賃と生活費高すぎなんだよ東京、、、

私は東京が好きです。色んな生き方を知っている人が多くて、色んな価値観があって、映画館も美術館もクラシック音楽も身近にあって、こんなに刺激的なのに生きやすい場所があるのかと改めて思うことがよくある。生きてるーー!!!って感じられる。

東京で出会った人たちも好きです。お互いの良いところを認めて、嫌味なく褒め合う文化があることを初めて知りました。自分の意志を大切にできる場所。頑張って良い結果が出た時、それを胸張れるし、褒めてもらえる環境。大学時代の友人は一生ものだと、少なくとも私は思っている。

子どもの頃から田舎特有の狭い雰囲気が大嫌いだった。私は地元紙に名前がのるレベルに得意な習い事があって、それを応援してくれた親がいたおかげでたまに目立つこともあった。お金があるからとか、調子に乗っている、とかそんな陰口を普段は仲良い子たちに言われることもよくあったから、本来なら胸張って良い場面で周りの目を気にするようになっていた。今思うと、毎日毎日練習して確実に努力はしていたから、そんなこと言われる筋合いないのだけれど。もっと堂々としてればよかったな。当時は先生に名指しで褒められるのは苦痛だったし、そのせいで先生のお気に入り、とか言われることもよくあった。確かに、親が子どもの習い事にお金も時間もかけてくれたことは恵まれていたことだし、結局普通の四年制大学に進学したけど、進路選択する際にお金のことで悩む必要はなかった。

私は恵まれている。それはそうだと思う。でも、それが当たり前の世界もある。習い事に投資してもらえて、大学行くのが当たり前で、それを特別だと思ったことがある人、私の周りでどれぐらいいただろうか。多分大学の友人にはいない。みんなそれが普通だと疑わない。東京に出てきて、自分が大したことないことは思い知ったけど、それはそれで心地良くて、嬉しかった。自らを下げて話す必要がなくて、楽になった。

そんなわけで、東京へのこだわりが強く、就活の時はUターンすることを全く考えなかった。全国転勤の可能性がある職につくのも嫌で、東京に居続けられることを重視した結果、東京のど真ん中で一見華やかなOLとなったものの、実のところ家賃補助がなく、月々生活は回るけども、常に『お金がない』という感覚が付き纏うようになった。

地方から出てきた都内一人暮らしの方、すごく虚しくなることないですか?やっぱり東京に生まれた人は生まれた時から違う。大学時代の友人はみんな実家暮らし、しかも割と裕福な家庭で育った人が多い。対等に接しつつもさりげなく気遣ってくれるから、お金事情で彼女たちに対して恨みは全くないけど、そもそもこの感覚を理解できるとは思わないのです。

そもそも、お金がないと、自分を満たす趣味が満喫できない。実家暮らしの友人と同じ感覚でお金は使えない。けど、一緒に遊ぶときはお金のことなんか気にしないで楽しみたい。こんなこと最初から予想はできていたし、そのために学生時代ある程度貯金をしておいた。だからそれなりの生活はできる。けど余裕がない。友人がハイブランドのバッグをボーナスで購入していた時、私だって実家に住んでたら、と思ってしまった。私は月々ギリギリで生活して、ちょっと遠出したらたまにマイナスで、それをボーナスでカバーしている。月の終わりにあと1回は外食できるか、なんて計算することないんだろうなみんなは。

この話をすると、転職すれば?婚活すれば?と言う人もいる。そうじゃない、話さなきゃよかったって後悔する。私はただこのもやもやを吐き出したいだけなのです。こう思うことあるよね?って愚痴ってみたいだけなのです。だってこれは私が決めた道だし、わかっていたことだから。結局田舎で生まれて、そこまでの向上心もなく、バリキャリでもなく、でもそれなりに東京に埋もれている現状。お金がないと言いつつ、お財布片手にお洒落なランチをしている自分に満足しちゃう所詮田舎者です。

これで数年後、心折れて地元に戻ったら戻ったで噂されるんだろうな。仕事やめて戻ってきたんですって。でも地元だったら実家にお金入れても今より金銭的に余裕はでる。けどそれで幸せとも思えない。だから絶対に戻りたくない。

東京にいたい。お金が欲しい。宝くじ当たれ、、、給付金毎月ください。





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