見出し画像

同人誌の作り方とその流れ【国士舘アニ研ブログ】

カバー画像:コミックマーケット準備会公式Xより

こんにちは。鯖主です。
弊部では年に1-2回部誌を作るようにしているのですが、当然ながら、この際に必要なノウハウは引き継いでいかないといけません。正直、それなり以上に手間です……。
そこで、部誌を作る際の一連の流れを書き残すついでにnoteに投稿しよう、というのがこの記事になります。もちろん、作るものや印刷所によって手順やルールは異なるので、全体を通して参考程度に読んで頂ければと思います。
[また、部員向け情報の側面が強い文にはこの括弧を付けておきますので、不要な情報だと感じた方は読み飛ばしちゃってください。]



0.原稿を作る

そもそもの話になりますが、まず印刷するものがなければ始まりません。いわゆる「原稿」にあたるものを用意しよう、という話です。
イベントに合わせて制作する場合は、そのイベントの1ヶ月前までに原稿が完成しているとかなり余裕が持てるのではないでしょうか。特にイベント日ギリギリですと、注文時の値段が高くなったり、再入稿により間に合わなくなるリスクがあったり、とあまり良いことがないのでなるべく余裕のある原稿制作をオススメします。
原稿の内容や制作については主旨から外れてしまうため、本稿では割愛します。[一応、この記事の最後に去年の原稿制作の流れを載せておきますので、原稿を作る際の参考になれば幸いです。]


1.印刷所を探す

同人誌を作る場合、基本的には
・家庭用プリンタなどを使い自前で印刷したものを綴じて制作する(コピー本)
・原稿(データ)を印刷所へ送り印刷・制作してもらったものを自宅やイベント会場に送ってもらう
という2つの選択肢のどちらかで行うことになると思います。
この2択のうち、前者のコピー本を作る場合はそのまま原稿を印刷して綴じれば良いのですが、後者の場合はまず印刷所を探すところから始める必要があります。[150P×100冊で50000円程かかったので、部費が足りない場合は必然的にコピー本になります。ページ数や発行数を減らしても20000円くらいはかかるはず。]
探し方ですが、私の場合はXで「同人誌 印刷所」などのワードで検索して良さげな印刷所をいくつかピックアップしたうえで、それらの印刷所について調べましたね。料金や仕様などはホームページまで行かないと分からないケースが多いので若干手間ですが、調べていて結構楽しかった記憶があります。
[入稿がすごく楽なので「栄光印刷」が個人的にオススメです。]


2.入稿準備

印刷所が決まったら早速注文、をする前に入稿の準備を済ませておくのが良いでしょう。
入稿の形式は印刷所によって異なるので、あらかじめ注文予定の印刷所のホームページなどで印刷所から指定されている形式を確認しておくことが重要です。そして、原稿を指定された形式のものにすれば大丈夫だと思います。「指定された形式」と言うと、例えばファイル形式だったり、ファイル名だったり、縦横のサイズだったりがあります。
大体のことは印刷所ホームページのQ&Aに載っていると思うので、困ったことがあればそこを確認するのが良いでしょう。[アニ研内なら経験者に聞くのも手だと思います。]


3.注文・入稿

入稿準備ができたらいよいよ注文です。
ページ数やサイズや紙の種類など、大体のものはここで指定することになるでしょう。もし、同人誌を直接イベントに届けて欲しい場合はこのタイミングで指定ができると思います。[学祭に合わせて学校へ送る場合は部室宛で注文するのがオススメです。もちろん、部室棟への許可・連絡は忘れずに]
入稿に関してはしっかりと準備していれば特に問題はないと思いますが、それなりに再入稿・修正が発生するみたいなので印刷所からの連絡はまめに確認しておきましょう(経験者)。
入稿が完了したらあとは到着待ちです。

ということで、同人誌制作の流れについての記事でした。少しでも同人誌制作の参考になれば幸いです。


・去年の原稿制作の流れ

何について書くのかを決める(いわゆるテーマ決め)。テーマを仮決めして、そのテーマで書けそうか様子見したうえで確定させるとリスクが少ないかも。
→入稿1ヶ月前(イベント2ヶ月)までに文章を書いてもらう。途中で進捗報告会を設けると安全。
→編集する。Wordで編集してPDFに変換するのが無難、かも。PDFなら大抵の印刷所が対応。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?