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ガッチャードを楽しみたい【国士舘アニ研ブログ】

国士舘大学アニ研部員のとり天です。
こんな記事タイトルにしておいてあれなんですけどこの記事は「ガッチャードが肌に合わね〜でも頑張って楽しみてぇ〜」という愚痴とその原因についての記事なのでガッチャードについての批判?文句?のようなものが含まれます。
以上の点をご了承のうえお読みください。
尚筆者は投稿当時最新話(6話)まで視聴済です。

ガッチャードの引っかかる要素

ガッチャードの何が引っかかって肌に合わないと思っているのか、という点を洗い出さなければ楽しむ方向にシフトすることも難しいので挙げてみましょう。

・ケミーの大半がイラストを切り出して描写するのみに留まる(子供向けとはいえ流石にチープ)
・子供向け要素が散見されるがヤクザなどは出る(普通の子供はヤクザや地上げなど分からない)
・宝太郎が錬金アカデミーの生徒になったにも関わらず通常の錬金術(仮面ライダーとしての力が関与しないもの)の使用描写や訓練描写がない
・そもそも子供向け要素の多い作品なのにマルガムとなる人間の描写やケミーに関する記憶消去の描写などが陰湿さや冷酷さを多分に含む
・以上の点から子供向けとしても大人向けとしても中途半端
・美学キャラのはずのスパナがスカした厨二キャラだったりちょっとキモいキャラに感じる

・・・わりかしありますね。
せっかく大人向けに振りすぎた「仮面ライダー」を子供向けに戻していこうという印象を受ける作品なのに子供向け要素もちゃんと扱えていないしその分大人向け要素の力も削がれていてどっちつかずになってしまったというように感じます。
スパナに関しても何故りんねに対してあのように接しているのかが分からないしりんね自身にも分からない(もしくは隠したい)。その上りんねに対して恋愛感情がなさそうな印象も受けるのでスパナが美学美学言ってるだけのちょいキモキャラに見えてしまいます。もし今後そのあたりの何かが明かされるにしても美学キャラの売り出しとしては大ゴケではないでしょうか。そもそもキャラの作り自体がキャラウケ狙いっぽい感じなのに。

キャラを上手く使って欲しい

これはスパナの見え方からの派生なのですが
他のキャラにしてももっと上手く扱えるのでは?という気がします。
前述の「宝太郎が通常の錬金術を使う描写がない」という話は宝太郎が錬金術を使えるとりんねの出番が減る、ということが原因となっているように思えます。しかし考えてみれば別に出番が減るということもないのです。というのもりんねは風雅(りんねの父)やスパナ関連の話が進む度に引っ張り出されるポジションであるからです。それにもし宝太郎が通常の錬金術を使えるようになったとて、知識や経験の欠如をフォローするという形でりんねと宝太郎がペアで行動することは何ら違和感を感じません。つまりキャラの扱い方次第でストーリー上の違和感を拭うことができるが、それができていない。これはなんとなくもったいないように感じます。
鉛崎ボルト(スパナの超A級試験の対戦相手)に関しても一話で消費してしまうにはかなりもったいない立ち位置のキャラだったと思います。冥黒の三姉妹からの(悪意を持つ人間としての)評価が高く、錬金術師としての才能も(スパナには遠く及ばないとはいえ)持っている。加えてスパナへの並々ならぬ執念を持っているとなれば何度もスパナと交戦することになってもおかしくありません。しかし冥黒の三姉妹からは見放され、掟による記憶消去も施されてしまった以上どうやってもう一度マルガム化するのかという話になってしまいます。せっかく新たな加古川飛流(アナザージオウ)や大野稔(忍者鬼など)ポジションになれる存在だったのにもったいないねぇ〜と感じてしまいます。

最後に

ここまで批判一直線みたいな書き方しておいてなんですがガッチャードを完全に楽しめていないかというと全然そんなことはなく、この記事に書いてあることを含めても今後に期待の持てる作品です。そもそもこの記事の批判も個人的なものですし(これを言っては身も蓋もないですが)。なんだかんだ言っても最後には好きなポイントも見つけられるでしょうし私自身も頑張ってガッチャードを楽しもうと思います。

最後に宣伝にはなりますが、11月2日、3日に世田谷キャンパスにて行われる楓門祭では部誌の販売やゲーム試遊、デュエルスペースの開催などを予定しておりますのでご興味のある方はぜひお越しください!

御読了ありがとうございました。
もしよろしければ次回の記事、他の部員の記事もよろしくお願い致します。

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