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もっとも"感動した"シーンを思い出してみませんか

うつを体験し、光も音も、家族さえも遮断しなければならないなかで、もやに包まれたような世界にいました。

でも、自分自身の思いの糸は紡いでいるんだと信じて、じっと時間に身を委ねていたあるとき。

失った味覚も、聴覚も視覚も五感を呼びさましたのは、

一杯のジャスミン茶を呑んで美味しいという感覚をとり戻したときでした。

安堵できる空間で、ホントに五臓六腑で美味しいと感じるというのは体全体で生きてるを実感することなんだなと

ひとの心とからだは繋がって切り離せない、目の前に起きていることに対する自分の直感を味わうことがどんなに尊いことか。

食はからだをつくり、からだはこころをつくり、こころを生かすことが精神をつくる、精神が豊かになれば、苦楽を含めて人生を味わえる。

感動するって、心を動かすこと、

つまり、良いことでも、悪いことでも心の振り幅が大きければ、感動の度合いも上がるのかも。

うつという一般的には悪い方向の振り幅が大きかった分、味覚が復活し美味しいと感じただけなのに、これまでにない感動量を得たのかも知れません。その体験をした日の夜は、それまでの不安の中の眠りではなく、安堵の中での眠りにつけたことを忘れないようにしています。

素敵なお料理と睡眠は本当に人の人生を豊かにするんだから大切にしたい。

「何故、ジャスミン茶だったのか」

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