知ってて当たり前~声の心理的効果~
あなたは普段人と話すとき自分の声について意識することはありますか?
また、他の人と会話しているときに、どんな声の人が印象に残るでしょうか?声質や話し方、声の大きさなどもその人の特徴として記憶してると思います。
そんなわけで、今回は声をどのように使えば相手の心を動かして説得力ある会話ができるかについてお話していきたいと思います。
読むとあなたは、いつもは意識していない声の出し方を学び、実際の生活で実用することで、相手の信頼を得ることができます。
一言でいうと、声は大きくて低い声のほうが説得力が増し、信頼度が上がります。
実験
心理学者のジャネット・ロビンソンはある実験を行いました。
被験者に2人の男性が会話している音声を聞かせ、その2人の声の大きさを70と75デシベルに分けました。
また、心理学者のウィリアム・アップルは学生の協力を得て、声の低い人と高い人はどのように信頼性の違いがあるかについて実験しました。
結果
この実験たちからわかった重要ことは、2つあります。
①被験者は70デシベルより75デシベルのほうが声に説得力と答えた
5デシベルの差は人間の耳でも聞き分けるのが相当困難にも関わらず、少しでも大きいほうに説得力を感じたのです。
②高い声より低い声のほうが信頼性が高かった
この実験では、声が高い人には「信頼できないイメージ」「神経質そう」などのイメージが、また、声の低い人には「有能そう」「共感できる」「信頼できる」などのイメージがついた。
まとめ
結論として、大きくて低い声を日ごろから出すことで相手からの信頼度が上がり、信用してもらえます。
つまり、自分の声のボリュームや高さを自分自身でコントロールすることで、訴えたり説得したい場面で役に立つのです。
簡単に今日紹介したことを実践するために、いつもより大きく低い声を使って自分の仲の良い友達や家族に試してみましょう。同じことを言っても説得力が増すかもしれません。
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