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『CLANNAD』の感想・おすすめポイント|家族愛に何度も涙する不朽の名作

1期、2期すべて見て「CLANNADは人生」という言葉に納得。人生の節目ごと、見るタイミングで刺さるシーンと涙の量が変わる最高の物語。先入観なく、本当に多くの人に見てほしい作品です。

あらすじ

校門までの長い坂道。
高校3年生の岡崎朋也は坂道を見上げてため息をつく。
毎日同じことの繰り返し。
周りのみんなのように学校生活を楽しむこともできず、毎日遅刻ばかり。
そのためか、校内では浮いた存在になっていた。
いつものように坂道を見上げる朋也の前に、同じように坂道を見上げる少女の姿があった。

「この学校は好きですか」

これが朋也と渚の出会いだった・・・。
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アニマの#アニメ感想・オススメポイント

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「CLANNADは人生」という話をよく聞いてましたが、すべて見て、身にしみて理解できました。まさにこれを「人生」と定義できれば多くの人たちが心優しく暖かく、素晴らしい世界が訪れる気がします。多くの人が感動し、たくさんの人に勧めたいという気持ちがわかります。

原作は『Key』制作による恋愛アドベンチャーゲームで、少年少女の恋愛、友情・家族愛などがテーマとなっています。

特徴的なのが、登場人物のほとんどが自分の事より他人の幸福を願うという「思いやり」の心であふれているということです。主人公の岡崎朋也は自称不良と言ってますが、何か困っている人がいるとほっておけなくて非常におせっかに世話を焼いてくれる。そんな彼の回りには様々な問題や悩みを抱える女子たちが集まり、朋也を中心に一つ一つ解決していく。

彼女たちのストーリーは一つ一つ丁寧に掘り下げられています。CLANNADを視聴している人の年齢層や、歩んできた人生の経験によって共感の深さが変わる作品だと思います。
一方、朋也の悩みも非常に深い。自分のことはどうでも良いとやさぐれていたが、紆余曲折しながらも積み重ねる「思いやり」の行動が、すべての奇跡につながっていく。

これらすべての感情や葛藤、行動、結果がすべてEDの「だんご大家族」に表現されています。最初は子供っぽくてスキップしたくなる曲でしたが、中盤以降はなぜか毎回EDを聴きたくなる。CLANNADを1話、1話回を重ねるごとに、歌の深みが増し、最終的にはその曲が流れるだけで心が揺さぶられてしまいました。涙腺スイッチとも言える素晴らしい破壊力を持っている曲ですね。

『CLANNAD』と『CLANNAD AFTER STORY』は合わせて44話ありますが、2つはセットで是非見てほしいです。すべてがつながる「人生」というストーリーを贅沢に追体験できるはずです。人生の節目で心への刺さり方が変化する不思議で愛おしい感動作を、多くの人に見てもらいたいですね。

※掲載画像:(C)VisualArt's/Key/光坂高校演劇部

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『CLANNAD』の感想・レビュー・おすすめツイートまとめは下記URLより 
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