大規模再開発の工事が騒がしいー麻布台ヒルズー

としまえん跡地の開発のニュース。東京都の防災公園化とハリーポッター施設化の話。このニュースでは、工事に伴う騒音へのクレームや、施設ができても地元経済には貢献しないだろうというクレームなどが記事になっている。

街とは変化するものだ。そして変化の過程は面倒で五月蠅くて適応が難しい。

麻布台ヒルズの大規模な再開発。本当に巨大な開発である。この一帯はもう少なくとも30年以上も前から大規模開発の話があるのだろう、そのために街の開発から取り残され、古い木造住宅、居住者のいない建物が密集した地域となっていた。私はその風情が好きだった。大都会六本木神谷町で取り残されたレトロな空間がそこにあった。見上げるようなビルもなく、整備された歩道もなく、自動車の往来もない。くねくねとした道路をとぼとぼと散歩するのも楽しかった。近くには東京タワーも垣間見える。

麻布台ヒルズの工事が本格的に始めってからというもの、そんな景色は無くなってしまい、大量の工事車両と職人さんが集まってきた。当然、騒がしい。そして、朝夕の地下鉄は麻布台ヒルズの職人さんの専用車両と化した。それまでは空いていた時間帯の車両がお陰で混んでしまっている。

早く工事が終わってほしい。工事の職人さんで混んでいる地下鉄はうんざりだ。
工事前の静かでレトロなこの一帯が懐かしい。

と文句をつらつら並べてみたが、街とは変化するものだ。麻布台ヒルズが竣工したらここはどんな景色になるのだろう? ちょっとした東京の名所になるのだろうか?

街は変わるもの。その変化のプロセスでは適応の障害が起こるのも致しかたないではないか。街の変化を受け入れる人間でありたい。



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