カメラマン/料理家になるために

まず、1番初めによくある質問です。
「どうしたらカメラマンになれますか?」
僕も30年前、アシスタントの頃に先生に聞きました。
その答えをずっと心の中にしまっていたのでよく聞いてください。
『カメラマンになるという夢をぜったいに諦めるな』
です。なーんだ、と思いますよね?
アシスタント1年生だった僕も当時はそう思いました。
しかし、写真を一人で撮れるようになるまでの道のりは厳しかった。。

1回目に諦めそうになったのは、東京でスタジオアシスタントを辞めた時。
過労と精神的な限界で泣きながらやめました。
その後、関西に戻り、フリーのアシスタントを経てなんとかカメラマンになったのに、あまりの仕事のなさに2回目、またまた心が折れそうになりました。
3回目は大病を患って、両足が麻痺したとき。
3ヶ月間車椅子でしたが、杖をついて撮影にいきました。
経済的な理由で、一生懸命手に入れたスタジオを手放しそうになりました。
幸い、奇跡的に回復していったのでなんとか続けています。

毎回頭の中をよぎったのは、先生にから聞いた、
『カメラマンになるという夢をぜったいに諦めるな』です。

フリーで仕事をするということは、責任も重いですが、思った通りに撮影できると何事にも変え難い喜びがあります。
1万時間一つのことをやると何をしてもプロになるといいます。
決して甘くはない道のりですが、自分を信じて頑張りましょう。





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