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日々是好日[従伯母]

一生のうちに片手で数える程度しか会わない親族といえば、祖父母の兄弟・姉妹や従兄弟・従姉妹ではないでしょうか。何なら一度も会わなかった人もいらっしゃると思います。

会って、嗚呼自分たちのこの部分は確かに血の中にあるのだと思った瞬間があります。妹と私はROCK好きな姉妹です。

母方の親族にこういった趣味の人はおらず、父は兄弟がいない為比較対象が祖父母のみでしたが明治&大正生まれなので詳細不明だったのです。

が、祖父の葬儀に現れた父の従姉妹をみた瞬間、妹と共に「あ、血だったんだ」と確信する程に父の従姉妹はROCKだったのです。

従伯母は発売されて間もなかったi-Podを使っていたり、動きやすいように黒いリュックだったり、髪色が綺麗な白金だったりと色々異質でした。

聞けばTHE ROLLING STONESが大好きで、コンサートの為に渡米し数か所回る程だとか。勿論英語もペラペラだったので、好きなバンドの為に東京や大阪に行っていた自分たちが子供だとおもった瞬間でした。

母は母で、「こりゃ、血だからしょうがない。年に2,3度日本国内をうろついているだけ可愛いものだ」と思ったそうで…。

ちなみに、THE ROLLING STONES は我が姉妹共に好きでCDを共有購入していたし、Charlie Wattsは憧れの人なのです。

Charlie Wattsが逝去した際、従伯母を思い出しましたし、何故かふと今日も思い出したのでnoteに残しておくことにした次第です。

血を感じる時って、体格や体型、体質だけじゃないのです。ちなみに友人は娘と旦那さんが同じように右手をダーッ!って寝ている姿に血を感じたそうです。

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