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結果「似合う<好き」という話

今年もマペットのクリスマス・キャロルをみる日がやってきました。映画としては1992年に公開されているそうなので(wiki参照)、30年前の映画になるようです。

先日、会社の大忘年会がありました。取引先もお招きしての50人規模の宴会です。いくら田舎とはいえ、この規模の宴会はお世話になった会場でも今年初だったそうです。会議室なら500人収容可能な会場に50人。COVID-19への対策もばっちりです←

「男性社員はスーツ、女性社員はそれに準ずるもの」というドレスコードが設定されているのですが、規定を定めたはずの社長が浴衣で参加しようとして、めっちゃ叱られた後、スーツにお着換えなさっておりました。

社長の娘さん -社員として在籍- はオーバーサイズセーターにスノーシューズ、黒のスカートだったので「それに準ずるもの」の定義を男性社員に問われました。私はテーラードジャケットは必須だと思っていますよ?

今年途中入社の男性社員の中にスーツをお持ちでない方がいらっしゃり、それを理由に参加辞退を数日前に希望されました。職場では、作業場にいらっしゃるのでブラックジーンズに、黒のトレーナーが定番スタイルの彼。以前もスーツ不要の職場だったとか。お持ちでなくて当然です。

そこで同体形の同僚の方々が「俺が持っているスーツを貸してあげる!」だとか「俺が以前太っていた時のジャケットが合うと思う!」と言い出しました。

そして忘年会当日。ツイード生地でチェック柄のテーラードジャケットと同柄のレジ(ベスト)にブラックジーンズで会場に登場。借り物なはずなのに、着こなしてレオン風のイケオジに大変身。

ご本人は「ジャケットの前がギリ止まらない気がするから絶対小さい!!」とおっしゃったテーラードジャケットとレジ(ベスト)で、スタイリッシュな装いになっておりました。ちなみにですが、レジ(ベスト)はしっかりとまっていました( ´艸`)

ブラックジーンズは、「お腹周りと足の長さは絶対違うから、借り物競争感満載になる!!」と「どうせ仕事でも使うから」の理由から新調されたそうです。しっかり考えていらっしゃる。

「とっても素敵でお似合いですよ!!」と力を込めて感想を述べましたが、やっぱり普段の方が落ち着くし自分らしいと思われたようです。そのスタイルが好きかどうかは別として、似合うという事はこういう事なんだなぁと思った次第です。

最近、骨格診断というものが流行っているらしく…noteでも診断結果の似合う服が好みの服ではなかったという内容をお見掛けすることがあります。個人的には、「どのスタイルが似合うか」よりも「どのスタイルを着たいか」の方が重要だと思います。

それを色々と試すことを10代、20代前半頃までにすれば良いのではないかと思います。ファストファッションは、自分の服の好みを知るという点では安価で手が出しやすいのではないかなと思いました。

実のところティーンと呼ばれる頃には服の好みははっきりと出てきていると思います。私の場合は、10代の時にトリコ コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)のお洋服に出会って、「これが着たい!!」になりましたし。

それを「似合わないんじゃないか」とか「何か言われるんじゃないか」と色々周りの目を気にするというのもあるのではないかと…。ティーンってそういうお年頃ですし。

とはいえ、好きなスタイルがあるということは素晴らしいことだし、それを自信をもって着ればよいとも思います。TPOとドレスコードは気にしつつも…。


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