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『初めてのバサクラでした!』人生釣り三昧#81

糖尿病の名称変更なんて死ぬほどどうでもいいしもう少し他にやることはないのかと流石に思ってしまったかずおかです。

#自分が罹ったらそうは言えないものなのだろうか

さて。

今回は『初めてのバサクラでした!』というタイトルそのままの内容になりますが久々の有観客試合で開催されたバサーオールスタークラシック2022にブース出展した時の話です。

よろしくお願いします。

▼国内最大規模のバス釣りイベント▼

国内で開催される釣りイベントの最大級と言えばこれは間違いなく「フィッシングショー」になるわけですが、競技ミックスのイベントであるとこのバサクラというイベントも間違いなく国内最大級だと思います。

磯釣りや鮎釣り、他の釣りでも名誉ある競技自体は開催されていますがここまでの集客力があるイベントというのは中々他のジャンルでは行われていないかなと。

僕自身学生時代からバサクラへの憧れというものは確かにあって今大会でも青木大介さんが入場曲で採用していた「Fall Out Boy」の『Centuries』を聞いて当時の2015年大会なんかを思い出しました。

そんな今大会も会場は千葉県香取市に位置する「水の郷さわら」
僕が見るようになってからの大会は全てこの会場で行われているように思います。

連日早朝から目玉商品やロッド等が当たるくじを控えたメーカーブースには長蛇の列。
僕らは比較的のんびりとスタートしましたが早朝からかなりの人がいる事を知っていながらも実際に現場で見ると中々の景色でした。

ブース出展ではアウトレット品の販売とくじ引きを行いどちらも主要サイズや目玉が放出されるまでは順調に消化。
流石に後半にかけて失速はしましたが初めての僕からしたら「こんなに現地で商売が成立するイベントなんやな…」とそのイベント規模とお客さんの熱量に驚きを隠せませんでした。

後にテスターや関係者から話を聞いているとこれでも以前に比べたら人は少なくお金の使い方も渋くなっていってるとのことだったので余計に驚きました。笑

今回競技の方はデジタルウエイン方式を採用し、会場でバスを見て盛り上がることはできませんでしたが船上から撮影したヒットシーンを流したりウエイトの発表方式がカッコ良かったり、決して悪くはなかったと思います。

この辺は今後も開催されるたびにブラッシュアップされていくと思いますし今後に期待ですね。

結果は今期途中でサンラインのテスターを辞めて東レへと移籍した清水盛三氏。笑
準優勝は昨シーズンよりサンラインのテスターに加入した早野剛史テスターでした。

両名が他選手に比べて頭一つ抜けたウエイトとなり頂点を競った形でしたが今回は終始巻きに徹した清水氏が勝利を掴み取る形になりました。

▼バサクラにあってJBにないもの▼

国内バストーナメントの話になると組織的にはJBも認知度が高いですが実際の盛り上がりというところでいくとJBは現地に行ってても集客にはかなり苦戦しているように感じます。

丁度バサクラの翌週にはジャパンスーパーバスクラシックと呼ばれるその年の集大成となるような大会が行われます。
僕も初めてバサクラの翌週に開催されたその大会にブース出展してみたのですがイベントとしての差は大きなものでした。

バサクラが目視レベルで数千人規模のイベントであるのに対してこちらの大会は関係者含めてもせいぜい100人強といったところ。
当然河口湖という場所が問題である可能性もありますが関東首都圏からの位置を見ても決して絶望的な立地条件というほどでもないかと思います。

何故ここまでイベントとしての差が開いたのかは言及しませんがとにかくウエインから表彰までの盛り上がりが皆無というかイベントとして盛り上げる気が皆無なんだろうなという設計になっている気がします。

釣りを競技として盛り上げるのであれば手っ取り早くバサクラ方式やアメリカのバストーナメントを真似ていくべきでライブ配信とウエインショーの演出は最低レベルで整備するべきでしょう。

あわよくば魚探関連への制限をかけるのも国内フィールドの現状を考えてもアリだと思います。
ライブスコープの登場以来、釣り方は大きく変わりバスフィッシングの概念を大きく変えてしまうほどの影響をトーナメントシーンにももたらしました。

今江さんがブログでも「美しい山や森の木々を見ることもなく、ただひたすら首を下げ、モニターだけをガン見しながら竿をシャクる姿は、もはや自分の憧れたバスフィッシングではない。だが、それを全否定して傑出した結果を残せる選手を今の時代、自分は知らない。それが現実だ。」と言っているようにこの言葉が響いたというユーザーも多かったのではないでしょうか。

サッカーや野球といったメジャースポーツでも道具の進化は当然のように行われますが釣り具で言うロッドやリールの進化のように極端な進化ではありません。
競技のルールや概念から見直すような進化、変化量が200%UPするボールや脚力が3倍になるスパイクなんか求めちゃいないんです。

しかし現代のバスフィッシングではそれが起こってしまっており、そのルール化の中でも練習を積み重ねた人が結局は勝っているのですがもうお客さんの熱量は冷めきっています。

選手側からすればそんなことは無いと思いますが「どうせ魚探ありきの釣りなんでしょ」という思いが一度付きまとってしまった以上これを現在のルールのまま払拭することも難しいでしょう。

そうなるとスポンサーメーカー的にもトーナメントの結果が売り上げに繋がりにくくなり広告宣伝費としても組織に対してのお金を落とせなくなってくる。

今はこの悪い循環の流れの中から抜け出すことが出来ず抜け出そうとする気配も無いので多分このまま衰退していくんだろうなと思っています。

国内最大級の組織が衰退するということはその釣りジャンル自体の衰退を意味することとなり、今年改正された外来生物法の方針を見てもほんと先行き不安なジャンルだなと思わされます。

実際に来年の残留圏については50人中48位の方でも繰り上げ対象になったと耳に挟んで絶望的な状況だなと感じました。笑

後半は暗い話になってしまいましたが初めてのバサクラはとても有意義な時間になり、来年度の開催も楽しみになりました。

そんなこんなで今回は『初めてのバサクラでした!』というタイトルでバサクラを中心に最近のイベント出展を経て感じたことをつらつらと話してみました。

それでは今回はこの辺で。

でゎでゎ


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