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『ナイロンラインの使い分け』人生釣り三昧#19

どうも、かずおかです🎣

バスラインセレクトページを公開してからはや数日。
本当に最初の数日だけで見ると予想通り会員登録を必須という柵を作ってもアジングページよりスタートダッシュは良い感じでした。

ただ、週末の勢いって予想以上に凄いのでこの週末の結果を見るまでは中々落ち着いてはいられなさそうです。


さて。

前回は今の時代でもナイロンはこんな場面で必要!ということについて僕なりの考えを長々と書いていきました。
※前回の記事はこちら

その中でナイロンの立ち位置と魅力については分かったけどどのナイロンを選べばいいか分からないという人の為に今回はSUNLINEのラインナップにあるバス用ナイロンの中から2つをご紹介したいと思います。

現在バス用モデルのラインナップとしては『マシンガンキャスト』『デファイアーアルミーロ』『デファイアー』『バススペシャルVer4.0』の4モデルがラインナップされています。

この中でも『バススペシャルVer4.0』は特に説明することもない普通のナイロンですので割愛。
#悪い糸ってわけじゃないですよ
#僕も始めたての頃はめちゃくちゃお世話になりました

そして最初に結論を言っておくと前回書いた僕が思うナイロンの立ち位置・使用シチュエーションから考えると『マシンガンキャスト』もしくは『デファイアーアルミーロ』
この2択になると思います。

その理由として糸質的な点もありますが20lb以上の選択肢という点において『マシンガンキャスト』は20lb、22lb、25lb、30lbをラインナップ。

『デファイアーアルミーロ』は22lb、25lb。(一応19lbというほぼ20lbな号数も存在します。)
『デファイアー』は22lbまでしかありません。

30lbは特殊な状況での使用が大半かと思いますが前回書いたような考え方だと25lbは十分に使用する可能性があるが故に上記の2択になります。
糸質的にも糸巻き量的にも『デファイアー』は単品が78mなので使い難いと思いますし。

そんなわけでまず紹介するのは
『マシンガンキャスト』

マシンガンキャストの魅力と言えば『キャストフィーリング』と『耐久性』です。

なんせプロデュースした人のキャスト数が半端じゃないので現行モデルのマシンガンキャストはかなり耐久性が改善されています。
前作から現行への進化は特に大きかったと感じたのを学生の頃ながら覚えています。

その進化に大きく影響しているのが『プラズマライズ(旧P-Ion)』と呼ばれる加工法。
プラズマ加工というのは従来の原糸の表面にコーティングを施すのではなく原糸の表面自体に加工を施し性質を変化させるという加工法です。

よく使う例えとして従来のコーティング加工が天ぷらや揚げ物の衣のような物でプラズマ加工はローストビーフのような状態と思っていただければよいかと思います。
#この例え伝わってます?

この状態であることによってコーティングが剥がれるという現象自体が起こらないので初期性能が従来のナイロンラインに比べ持続しやすいのです。

『キャストフィーリング』についてですが普段フロロラインを使っている人が巻き直して一投目のキャストで一番ビックリできるのは間違いなくマシンガンキャストかと思います。

これに関しては中々説明するのが難しいので使って頂くのが一番ですが要するに摩擦抵抗を極力抑えている+糸自体が軽い(フロロに比べて)からそれだけの使用感を感じ取れるようになっています。

僕自身、使用感MAXの安価フロロから巻き替えて一投目のキャストは気持ち良すぎて気持ち悪かったと感じました。笑

22lb~30lbは100m巻き、50mマーキングなので2回分使えますし国内のバス製品を取り扱う釣具店であればほぼ取り扱っているという点もメリットかと。

50mが短いと感じる方もいるかもしれませんがマシンガンキャストの使用感なら近距離戦での使用が主ですし特に問題ありません。

僕の考えを聞いて太いナイロンを試してみたいと思った方はまずこの『マシンガンキャスト』を使ってみることをオススメします。

続いて紹介するのが
デファイアーアルミーロ

この『デファイアーアルミーロ』というライン。マシンガンキャストとは完全に別物です。

というより一般的なナイロンラインとは別物と言った方が正しいでしょうか。
何が違うのかというと『初期伸度の低さ』が大きく違います。

従来のナイロンはフロロカーボンと伸び率こそ大きく変わらないものの初期伸度に差がありその差は使用感として十分に感じ取れる程の差があります。
ナイロンは伸びるという感覚はこの初期伸度が大きく影響しているのです。

ところがこの『デファイアーアルミーロ』は初期伸度を可能な限り抑えフロロ同等の初期伸度を実現。
勿論比重等は変わっていないのでシンプルにフロロ並みに伸びなくなったらナイロンはこうなるよという結論を示したラインです。


この初期伸度の低さを活かすことで近距離~中距離において大型トップウォータープラグやビッグベイト、スイムベイト等の重量級ルアーを快適に使用することが出来ます。

上記ルアーの中でも大型トップウォータープラグ(羽モノ、ペンシルベイト、バズベイト、ビッグバド等々…)は中距離~遠距離で使用する場合もあります。

この場合距離が伸びれば伸びるほどフロロだとラインが沈んでアクションが破綻。
トップ専用ならPEもアリですが独特の使用感と汎用性の狭さがネック。
分かる人には分かると思いますがナイロンの比重ってかなり絶妙です。


そして通常のナイロンだと初期伸度が高く、ロングキャスト先でのバイトにフッキングを決められないという問題がある中、唯一無二の存在感を放つのが『デファイアーアルミーロ』というナイロンラインです。

長さも近距離戦メインなら50m×3回、中距離〜遠距離も視野に入れるなら75m×2回で使える点も便利です。


因みにここ近年販売されているナイロンラインはほぼすべてのモデルが低伸度を謳っています。
これ自体間違いないと思いますし実際フロロとナイロンの伸度はほぼ変わらなくなっています。

ただ『初期伸度』についてはまだまだナイロンらしく伸びを感じるラインが大半。
ここまで初期伸度を抑え使用感に顕著に表れて実感できるのは手前味噌ながら『デファイアーアルミーロ』一択かと。

注意点として初期伸度を抑えているため従来のナイロンより硬く、粘り強さには欠ける点はちゃんと理解して使いましょう。
その点を踏まえてさえおけばナイロンにこそ分類されますが『沈まないフロロ』という感覚で運用できるラインです。

といった具合で今回も長々と説明してきましたが話をまとめると

近距離~中距離での使用が多く『使用感(トラブルレス)』を重視する場合はマシンガンキャスト。
中距離~遠距離での使用が多くトップウォータープラグ等の『操作感』を重視する場合はデファイアーアルミーロ。

こういった使い分けが一つの目安になるかと思います。

そんなこんなで頑張ってお伝えしましたが少しでも思いが伝わっていれば幸いです。

まだまだデカいバスが狙える時期ですのでこの春は今一度ナイロンラインを見直し、使ってみてはどうでしょうか?
その際には是非今回紹介した2つのラインから用途に合ったラインを選んでいただければと思います。

それでは今回はこの辺で。

でゎでゎ👋

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