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『心機一転インスタグラムと向き合っています』人生釣り三昧#79

ファミレスで隣のテーブル席に座っていた中学生ぐらいの女子グループが「サウダージって良いよね、めっちゃ古い曲らしいけど!」と話していて共感する反面、何かが心にグサッと刺さった気がしたかずおかです。

#2000年代の曲が古いと言われる時代
#彼女達にとっては生まれる前の曲

さて。

今回は『心機一転インスタグラムと向き合っています』というタイトルでお話ししたいと思います。

ご存じの通り、僕は釣り具メーカーに勤めております。
主な業務としてはアパレルやグッズ関連の企画・デザインですがSNS類の販促業務にもちょこちょこ関わっていたりします。

というわけで今回話すのは個人的なアカウントでの話ではなくて会社で運営しているメーカー公式アカウントの話です。

それでは本題です。

▼公式アカウントの圧倒的な強み▼

ある程度の規模を持つことが最低条件ですが結論から言うと公式アカウントの圧倒的な強みは「データ収集の容易さ」に尽きるなぁと感じています。

今の時代、メーカー・会社・著名人でSNSアカウントを運用していない方というのはほぼ皆無です。

釣り具メーカーにおいてもどれだけ積極的に運用しているかは別としてアカウント自体作成していないというメーカーはごく少数。

Twitterやフェイスブック、YouTube辺りはメーカーによって温度差を感じますがインスタグラムについてはそれなりに多くのメーカーが数年以上注力しているような気がします。

サンラインももれなくインスタグラムにはそれなりに注力していて今では4.5万人以上のフォロワーを抱えるアカウントへと成長しました。

人によっては「そんなもんか?」と感じるかもしれませんが釣具市場だと3~5万というのは十分なアカウント規模です。
業界内でよほどの著名人、有名メーカーでなければこれほどの数字はマークできません。

それだけの規模の公式アカウントですが投稿内容はほとんどは「テスターさんの釣果報告」「釣り糸(現行品)の紹介」「新商品の紹介」辺りに分類される投稿内容です。

勿論、運営を続けることが一番大事でアカウントの規模を拡大する事だけが目的なのであればそれでも十分でしょう。
ただ、どうせやるなら販売や売上にも分かりやすく紐付けていくべきだよなぁとは個人的にずっと感じていたというのも正直な気持ちです。

アカウントを大きくするというフェーズは釣り市場に向けた発信に重きをおくのであれば既に十分な規模にまで成長しました。
これ以上この市場に身を置いて数字を伸ばすのであれば別の層を狙って獲りにいく必要があるでしょう。

というわけでここからはそういった新たな層の獲得も模索しつつ、この規模を生かして実際に売り上げへとつなげていく事が求められる気がしています。

▼投稿の種類と反応の違い▼

そもそも一般人の個人アカウント程度の規模(フォロワー数百~数千)だと母体が小さすぎて中々反応の違いを見極めることが難しいのですが、ある程度の規模を持ったアカウントだと発信内容によって「こんな反応になりやすいよね」というのがあります。

反応はフォロワーの属性によって大きく異なりそのアカウントで抱えるフォロワーはアカウントごとに違うので同じ規模のアカウントでも反応がまた違ってくるかもしれませんが…

明確には僕も理解しきれてないのですが例を挙げると人気魚種や大型魚の釣果投稿はいいねが伸びやすいので比例してリーチ数も伸びます。
反面インプレッション数は伸びにくく繰り返して見られるコンテンツは生まれにくいようです。

また、余程の大型魚でない限りフォロー数も伸びにくいように見えます。

「釣り糸(現行品)の紹介」や「新商品(ウェア・グッズ)の紹介」投稿については釣果投稿にも通ずるのでしょうが写真が結構重要といった気がします。
#ものすごく今更感のあることを言っている気がする

写真の雰囲気や世界観という言葉だけだとフワッとした表現になりがちですが「糸を巻いたリールと魚が写っている」ものよりハッキリと製品パッケージが主役になっているモノの方が良いです。

たまにリールに巻いた糸だけで伸びている投稿もありますがそれは糸というよりリールの方にユーザーが反応している気がしますね。
日本の有名な高級リールや大型魚の釣果投稿が伸びやすいのは海外ユーザーでも反応しやすいコンテンツだからでしょう。

ウェアやグッズ類についても写真がかなり重要ですがフォロワーの属性的な問題なのかいいね数やフォロー数、保存数といった基本的な数字は伸びにくい感じです。

ただ、他の投稿と明らかに違う反応として良くも悪くも投稿の中で浮いた存在になるせいかアパレルのカッコいい系に振った投稿はユーザーの記憶には残りやすいようです。

この辺の反応は写真の撮り方を変えてからよりその反応が強まった気がしてます。

相変わらず数字が取りにくいのですが「サンラインのアパレル意外とカッコよくね?」みたいなイメージを根付かせていく、ブランディングの為には欠かせないコンテンツです。

超ザックリと説明しましたが正直上記の内容に当てはまらずよく分からない伸び方をする投稿も沢山あります。

そういった投稿は大体発見欄に載ったのかそこからの流入で数字を伸ばしています。
ただ、アルゴリズムも変化していくものなので正直発見欄へのぶち込み方やホーム率での浮上方法がイマイチ理解できていません。

その辺は今後も色々検証しながら理解していきたいと思います。

▼新たな投稿パターンを模索する▼

そんなこんなで「どうすれば今までと違った反応がくるか?」「どうすれば売り上げに直接つながるのか?」というのを考えながら数か月前から今まで試してこなかった投稿を既に何回か行っています。

ハイエンドモデルの紹介にはこんなのもアリかなと。
パターン化しやすいタイプ釣り糸編
これの反応が一番特殊で面白かったです。
これは想像以上に数字が取れた投稿。
パターン化しやすいタイプグッズ編

単純に有名企業の投稿を真似してみたり、保存数の向上を狙った投稿を作ったり…
まだまだ始めたばかりでオリジナルの形を見つけるには至ってないので大枠の中で色々な投稿を試しています。

こんな感じの投稿って最近だと個人の情報アカウントとして良く見受けられますしアパレル系のメーカーでもこんな感じで投稿を作成している企業を見ます。(ユニクロさんとか)

僕自身、それらのアカウントを参考にしながら作成しています。

ただこういった投稿はまだまだ釣り市場だと少なくて個人ではたまに見るもののメーカー・企業アカウントでこの路線を開拓しているのは皆無です。

とは言えメーカーやショップでもこの形は上手く作ればハマると確信しているのでこの規模のアカウントを使って反応を見ながらしばらくは色々試してみようと思っています。

この投稿の形だとある程度パターン化がしやすく素材もフリー素材やカタログ掲載用で撮影した商品写真をそのまま切り抜いて使えます。
そのため他の投稿に比べてクオリティの差が出にくいのではないかというのも大きな魅力として感じています。

お決まりのパターンを作るまでは僕の仕事ですがお決まりのパターンさえ作ってしまえば他の人に振ってしまってそのパターンを意識しつつ慣れてきたら反応に合わせて少しずつ調整、新たなチャレンジというのも可能かと。

釣果投稿は安定感に欠けるし、アパレル・グッズの写真もそれなりに撮影と加工のセンスが必要となるだけでなく両者ともに撮影する手間と費用がネックです。

釣り未経験の新卒社員でも再現できるという点でかなりこの方向性に魅力を感じています。

しょっちゅう「SNSの時代なんてとっくにピークを過ぎてんだよー!」という割にはそれなりに真剣にSNSと向き合っている今日この頃のお話でした。

会社のアカウントの方が圧倒的に数字を持っているので色々分析したり実験するのにも都合が良くて益々個人アカウントは放置することになりそうですが…笑

そんなこんなで今回は『心機一転インスタグラムと向き合っています』というタイトルでお話ししました。

それでは今回はこの辺で。

でゎでゎ👋

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