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その釣果、今発信する必要ありますか?

どうも!

九州は勿論、県外遠征釣行は当然できないことが分かりつつとりあえずGWは9連休にしてみたかずおかです。
(どうしよう、山にでも籠ろうかな…。笑)

さて。

緊急事態宣言が全国に拡大されただけにとどまらずいよいよ釣り場が釣り人に自粛を求め、駐車場やスロープを閉鎖するという動きが出てきましたね。

こうなると地元の釣り場だからまだ行けるよと言ってた方々も大半の人が釣りができないようになってきます。
予想通り大変になるのはここからです。

そんな中、場所や釣りのジャンルによってはまだ僕自身が見れる範囲内のSNSだけでも釣果報告を見かけることも事実です。

今回は僕自身が思うコロナショックの中、どのように釣りとSNSと向き合うべきなのかについて書いていきたいと思います。

こうみえても釣り具メーカーの社員だったりするのでそういった目線・観点からも将来プロやメーカー社員いずれかの形で釣り業界を目指している人に見ていただけたら幸いです。

さてさて。

まずこの状況で釣りに行くことってどうなんだろうか?という話についてです。

これに関しては僕個人としては正直アリかナシかで言えば全てがナシではないと思います。
ただ、コロナウイルス感染拡大のリスクを最大限に回避した上での意見です。

もちろんメジャーフィールドを中心に動きが出始めた例として、駐車場が閉鎖されていたり一時的に釣りを禁止したりといった
釣り場が釣り人を拒んでいるような場所ではしてはだめですよ?

駐車場が閉鎖されているなら自転車、徒歩なら良いじゃんと言う話ではありません。
※マジで

さらに生活圏内を超えた移動が伴う釣行人目に付く場所での釣りもやめましょう。
これはどれだけ感染リスクを下げた行動をとっていたとしてもその釣り場に住む近隣住民からしたら迷惑にしか感じないし、かなりの不安を与えてしまいます。

特に釣果が期待できる釣り場は田舎に多く、そんな場所は医療機関が充実している場所など無いに等しいため主要都市以上に危機感を感じている人も多いです。
(すでにトラブルが起こっているという話も聞きます。)

この時点で主要都市にお住いの釣り人に関しては釣りに行くなと言っているようなもんなんですがそれはもう我慢せざるを得ないと思います。

僕自身釣り人なので気持ちは分かりますがその生活環境を選択したのはあなたなので。

それでも釣りに行きたかったのであればこのような状況になるまでにその環境から抜け出し、こっそりと釣りができる環境を作ればよかっただけの話です。
※クチが悪いぞ!

辛いかもしれませんがこれから先も釣りを楽しみ続けたいのであればここは我慢するべきタイミングだと思います。

感染するしない以前の問題で世間や周りの環境からの印象って結構大事なので。

最近色々な話や状況を見たり聞いたりしているとGW後、次の波がくることはほぼ間違いなくてこれまで実生活に大きく影響がなかった田舎にも次の波は大きな被害を与えるのではないかと感じています。

それでも主要都市に比べれば感染者は少ないかもしれませんがそれを受け止める医療機関のキャパにも大きく違いがあるので十分すぎるほど影響を受けてしまうでしょう。

その時に釣り人が感染源になっていなかったとしてもその疑いが生まれるだけで業界的にもかなりのダメージになることが想像できませんか?

GWに向けて閉鎖や自粛要請が行われている釣り場が再び釣りができるようになるか否かは今からの行動次第で大きく変わってきます。

さぁ、ここまで書くとそれでも釣りに行けるかもしれないという釣り人はかなり限られてきたと思います。

かなりの田舎に住んでいて家の近所に人と触れ合うこともなく人目にもつかない釣り場がある方々です。

僕の個人的な意見ですが釣り自体はどう考えても近所のスーパーに買い物に行ったり会社に出社する方ことに比べかなり感染リスクの低い遊びだと思います。

それプラスで人目につかない(周りに不安を与えたり悪い印象を与えない)のであれば釣りに行くこと自体は否定しません。

ただ、ここからが大事です。

ここからは将来的にプロ、メーカー勤務いずれかの形で釣り業界に足を踏み入れたいと考えている方は特に真剣に考えていただきたい点です。

釣りに行き、魚を釣ると大半の人がそれをSNSにアップする事を考えるかと思います。

通常であれば、釣りに行って釣果を報告したり好きなメーカーの商品を使用していることをアピールすることはとても良いことです。

このご時世、ツイッターやインスタグラム、各SNSに散りばめられたキーワードやハッシュタグからメーカーやプロの目に留まることも少なくないでしょう。

その一方で名前も顔も分からない不特定多数の第三者からも見られていることは分かりますよね?
(分かってなさそうな人もたまにいるけど)

こんな時代だから釣りに行って魚を釣ることが出来たらSNSで発信したい気持ちは分かります。
僕も含め釣り人は自己顕示欲の塊みたいな人がかなり多いので。笑

ただ、この状況下においてその投稿は自分のイメージ、信頼を構築するうえでマイナスにしかなっていませんよ。

先ほど述べた「生活圏内の釣り場」「全く人目にもつかない」等、このような条件がそろって釣りに行ったとしてもそれをSNSで発信した時点で世間の大半からは「こんな状況で釣り(遊び)に行った悪者」としてワンカウントされてます。

「○○のテスターになりたい!」「○○で働きたい!」とかメーカーをある程度絞って、狙って発信している人はその釣果報告を重ねるたび理想像から遠ざかっていることを自覚しましょう。

どうしても誰かに見せないと気が済まないのであれば信頼できる釣り仲間だけに見せる程度に抑えてください。

写真と自分の記憶にさえ残しておけば後からどうにでも活用は出来ますよ。
どうしてもアップしたくなる記録魚が釣れたならこの状況が落ち着いたタイミングで上手く発信すればいいじゃないですか。

大事なのはリアルタイムでの釣果発信を避けることです。

そもそもあなたが現在に至るまで培ってきた評価や信頼、将来の可能性を削ってまでその釣果をリアルタイムで発信してしまう理由ってなんですか?素直に気になります。

ちょこちょこ言いますが『信用』はこれから先の時代を生きる上でお金以上にめちゃくちゃ大事です。

それをこんな事で失うのは本当に勿体無い。
法を犯してるわけでもないのに四方八方から言葉の刃で責め立てられて釣りをやめてしまう人をもう見たくありません。

すいません、なんだか偉そうにべらべらと。笑

ただ、悪い話だけじゃないですよ?
これだけ世界が経験したこともないような状況に陥っているということはこの状況でもメーカーや誰かの力になることが出来る人材であることを示すことが出来ればかなり評価は高まるわけです。

今自分が釣りに絡む発信を行う時に見ている目線をもっとあらゆる角度から見てください。

その投稿がメーカーの社員やプロの方々、なによりもその道を歩むうえで支えてもらう方々。
それぞれの目線から自分の発信はどう見えてしまうのか?

ここを冷静に考えて自分を表現できる人はきっと成功すると思いますよ🙆‍♂️

僕自身、これから先も釣りと向き合いながら生きていきたい人間です。

中には業界には足を踏み込まないからいいじゃん…、と思う方もいるかもしれません。
ただ、あなたがこれから先も釣りを楽しみ続けたいと思うのであれば今一度考えてみてください。

自分の行動の先に待っている釣り場の未来を。

思ってる以上に大きな分岐点だと思います。

個人的な思いや考えを長々と書きましたが読んだ方が何か感じて自分の行動を見つめ直したり、周りの方に呼びかけるきっかけになれば良いなと思います。

それでは…

最後に改めて問いたいと思います。

「その釣果、本当に今発信する必要ありますか?」

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

でゎでゎ👋

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