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『勝てない土俵には立たない』人生釣り三昧#88

スーパーへ買い物を行くたびに買う物リストをLINEにメモしていくんですが毎回「りんご、水、ヨーグルト」と書いてる自分を見てそれくらい覚えろとツッコミたくなるかずおかです。

#それ以外のモノもちゃんと食べてます

さて。

今回は「勝てない土俵には立たない」というタイトルでお話ししたいと思います。

企業・個人が生き残る上で当たり前に考えなければならない事だと思いますが実際動いていると案外忘れがちな部分な話です。

それではよろしくお願いします。

▼負けないことが一番▼

遥か昔の時代から勝ち続けて天下を取った人間が居ないわけではありませんがそういった人ほど天下を治めた期間というのが短いものです。

織田、豊臣、徳川の三将だと人気の無いように見えがちな徳川家康ですが誰よりも長い期間、国を治め自身が死んでからもその意思を残し時代を作り上げたのは彼一人。

そんな人が世界に何人かいてそういった人たちに共通しているのって「とにかく負けなかった」という部分だと思っています。

100年も歴史を遡れば「負け=死」の時代です。
そんな時代において負けないことはとにかく大事なことだったんですね。

今でこそ負けても直接的な死に繋がるケースはほぼ無くなりましたが、今でも「負けないことの重要性」というのは変わらないと感じています。

勝つためには勝つための努力が必要なように、負けないためには負けない為の努力が必要です。
会社のような組織でも「こうしたら勝てる」というテーマで話し合うことって多いと思いますが「こうしたら勝てる」で話を進めていくのって結構難しいんです。

だからこそ話し合う時は「いかにして負けないようにするか」を話し合う方が結構スムーズで「こうしたら負ける」という要素をひたすら潰す方が事がスムーズに進むと思います。

その上で根本的な部分として「そもそも勝てない土俵には立たない」ということも凄く大事なことだと思っています。

▼勝てない土俵には立たない▼

「勝てない土俵には立たない」という考え方も立場や状況によって様々なことが言えると思いますが最近あった身近な話を話したいと思います。

この釣り業界にしてもSNSの登場前と後では大きくメディア販促の主力ツールが変わりました。

釣り番組、雑誌広告といったメディアからYouTubeやインスタグラムへと主戦場が変わっているのは誰もが知っているかと思います。

その後、TikTokやメタバース系へ企業が参入していく道筋も見え始めましたがこの業界については当分先の話かと思います。

YouTubeやインスタグラムというのは元々「自社でテレビ番組や雑誌広告をガッツリ使うのは費用的にちょっと…」みたいな小さなメーカーから順に運用し始め徐々に大手メーカーも「いや、テレビとか雑誌見られなくなってるしこっちにお金かけた方がいいよね?」という流れで本格参入してきた流れがありますよね。

YouTubeで話を進めるとこの業界で言えば7~10年前ぐらいまではコンテンツを供給するユーザーに対して視聴者が圧倒的に多かったのでそれなりの動画でもアップすれば数字は伸びていましたが今ではコンテンツ量が増えすぎて数字を獲る難易度も跳ね上がっています。

メーカー公式チャンネルの動画ですら1000~2000回再生とかザラです。
アップすればどうにかなる時代はとっくの昔に過ぎ去っていて、それなりの知恵と費用を費やしても簡単ではありません。

勿論個人規模のチャンネルが多くなっているのも要因ですが、大手が本気で参入してからというもの投入できる費用も桁違いなはずなので動画自体のクオリティを見ても大きな差を感じます。

こういった状況で多くの人が話すのは「YouTubeの再生回数やチャンネル登録者数を伸ばすためにはどうすればよいだろうか?」といったような内容でしょう。

勿論それが無理とは言いませんが同じYouTubeという土俵で、同じ再生回数やチャンネル登録者を伸ばすという土俵で勝つのは困難です。
シンプルな話、大手以上にそこへコストを費やせないのなら難しいでしょう。

無意識にこの勝てない土俵で戦っているいい例だと思います。

多分こういった状況で話さなければいけないのは「そもそもYouTubeの土俵で戦い続ける必要はあるのか?」という点でしょう。

その上でこの土俵でも戦うのであれば真っ向勝負で勝ち目がないことにさっさと気付いて(負けを認めて)目に見える数字ではなくそれ以外の部分で独自の立ち回り、運用方法を確立していくのが賢明だと思います。

僕としてはYouTubeの運用って社内で完結しても社外に任せても想像以上にコストがかかるので中途半端に関わるぐらいなら諦めた方が良いんじゃないかと思っています。

一方インスタグラムを始めとした他SNSは運用コストがまだ少ないながらにデータ収集に便利なので活用価値も高いと感じています。

▼こんな時代だからこそオフライン▼

そうなるとYouTubeを始めとしたメディアコンテンツに割くリソースを減らす代わりにどこにリソースを割くのか?という話になると思いますが僕はこんな時代だからこそ「オフライン」はしっかり押さえない?と思ってる派です。

オフラインというと釣り大会や釣行会、トークライブといったようなリアルイベント類がこれに当てはまる訳ですが個人的に思っているのはもっと小規模。

せいぜい20~30人規模のオフラインイベントで釣りすらさせなくていいと思っています。
ウチが持つ武器を存分に使うのであれば「工場見学会」みたいなところでしょう。

「有名プロと一緒に工場見学会!」的なノリでまずは地元からになると思いますがここを徹底的に押さえる。
1~2人用意したプロが一人ひとりと話したりしながら丁寧にケアできる人数がイベントの上限人数です。

とにかく規模は小さいし地道な活動になること間違いなしですが数千~数万人に薄く届けるより数人~数十人でも濃いファンを確実に増やすという取り組みですね。

これだけ規模が小さいと大手は真似しにくいし自社工場を構えて釣具を製造しているメーカーって本当に限られているので小さい規模のメーカーでも真似しにくいんです。
(釣り糸は特に少ない)

0→1に近い活動にはなりますが上手く確立できれば独自の土俵で戦うことができるのでより負けにくい環境を生み出す事に繋がります。
上手く継続できればこれも50周年を迎える年を盛大に盛り上げるための布石になるとも思っています。

工場見学会を軸に置くと営業企画の人間だけでなく関わる部署も多くなり、関係者のスキルと知識もそれなりに求められるでしょう。
それは社員全体のレベルアップにも繋がることが期待できます。

といったような感じで「このままだとYouTubeでは勝てなくね?」というところからこんな話まで発展しました。

世代的な問題なのか「今の時代はSNSだ!YouTubeだ!」とようやく言い始めたような人も少なくありませんが、僕の周りでそこに注力して戦ってきた人は皆口をそろえて「もうピークは過ぎた、オフラインを再評価するタイミングかも」というようなことを言います。

それについては同感です。

時間はかかりそうですが面白そうなので何とか形を作っていきたいと思います。

というわけで今回は『勝てない土俵には立たない』というタイトルでお話ししました。

それでは今回はこの辺で。

でゎでゎ👋


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